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メドレーの基盤を活かし、革新を追求するLaluneが目指す女性ヘルスケアの未来
こんにちは、メドレーDesign&Communication室です。
2024年2月に事業継承した「Lalune」は、PMIが完了し、大きな成長フェーズを迎えています。「すべての女性に安心を」というミッションのもと、女性の健康管理や妊活サポートを通じて、より多くの方々に新しい価値を届けるため、プロダクトの改善と進化を続けています。
今回は、そんなLaluneの事業責任者・角口さんとセールス担当・古川さんに、Laluneが目指す未来や次のチャレンジについてお話を伺いました!
角口さん
ユニリーバジャパン株式会社、アマゾンジャパン株式会社、株式会社ディー・エヌ・エーにてブランドマネージャー、新規プロダクトの立ち上げ、事業責任者等を経て、2024年2月にメドレー入社。現在は医療プラットフォーム事業部Lalune事業推進室の室長。
古川さん
テレビ制作や広告事業を持つ制作会社に在籍し映像制作やコンテンツ企画に携わった後、2021年9月メドレーに入社。ジョブメドレーアカデミーでオンライン動画研修コンテンツの企画を担当し、現在はセールスとしてLalune事業推進室に所属。
Laluneの現状と今後の展望
ーまずは自己紹介をお願いします。前職でのご経験と、現在のお仕事内容について教えてください。
角口さん: はい、私は前職でDeNAにてLIVEコミュニケーションアプリPocochaの新規事業開発を担当していました。さらにその前は、Amazonで9年ほど在籍しており、酒類事業、医薬品事業、Primevideoの立ち上げに携わり、Alexa Shoppingの日本責任者を経験しています。メドレーには2024年2月に入社し、現在はLaluneの事業責任者をしています。
古川さん: 私はメドレーが2社目の職場で、前職ではテレビ制作や広告事業の制作会社に在籍していました。主に映像制作や広告コンテンツの企画に携わっており、コンテンツ制作の面白さや社会貢献への興味から、より社会的な意義の高い仕事を求めてメドレーに転職しました。現在はLaluneのセールスチームで法人向けサービスの提供や、プロダクト全体の価値を高めるための施策に関わっています。
ーLaluneはどのようなプロダクトですか?
角口さん: Laluneは「すべての女性に安心を」というコンセプトのもと、生理日や排卵日の管理をはじめとする体調管理をサポートするアプリです。
このプロダクトは、女性が健康に関する情報を整理しやすくするだけでなく、妊活や妊娠中の体調管理を支援することで、幅広いライフステージにおいて女性をサポートすることを目指しています。
Laluneの累計利用者数は891万人(2024年9月時点)に達しており、一部機能を有料化し、ユーザーの会員費収益モデルを採用しています。さらに、アプリ内広告も事業収益の柱として、複数の収益源を持つビジネスモデルとなっています。
ー2024年2月に事業継承したLaluneですが、現在はどのような状況ですか?
角口さん: 現在はPMI(Post-Merger Integration)を経て、運営体制が整ったところです。今後はさらなる成長を目指し、戦略的なグロース施策を打ち立てていく段階です。
今後は、Lalune単体での成長はもちろん、グループ内の他事業・プロダクトとの連携によるシナジーを生み出し、よりユーザーの幅広いニーズや課題を解決できるアプリになっていきたいと考えています。
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メドレー既存プロダクトとの連携も踏まえて女性をトータルでサポートするアプリを目指す
ーLaluneのユーザー層やニーズを踏まえた今後の展望について教えてください。
角口さん: 女性の周期管理・体調管理を基本としながらも、妊娠希望のユーザーをトータルでサポートできるようなアプリになっていきたいです。
女性の社会進出や不妊治療の保険適用などの社会的な背景から、妊活に対する女性の意識が変化していると感じています。もっと早くに正しい知識を身につけたかった、妊活におけるパートナーとの関係性に課題を感じる、不妊治療の悩みを相談できる相手がいない、など様々なユーザーの声に、一つ一つ応えていきたいです。
古川さん: 女性のライフステージに関わるニーズは実に多様で、特に妊活は近年非常に注目されているトピックです。私自身も、友人が卵子凍結のために病院に通う話を耳にするなど、同世代の女性の間でも妊活や将来の選択肢を広げる意識が確実に高まっていると感じます。
Laluneは、現在妊娠を希望している方へのサポートだけではなく、日々の健康管理を記録する中で病気の可能性に気付いたり、将来の妊娠に備えて知っておくべき情報に触れることができる点でも価値を提供できると思っています。
例えば、妊活をする上で重要な「AMH値」やその検査方法については、多くの方が妊活を開始してから初めて知ることになる情報です。このような情報を事前にキャッチできることで、女性が自身のライフプランを主体的にコントロールできると考えています。
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ー妊活のサポートという面で、具体的にはどのようなサービスを考えていますか?
角口さん: 妊活には「初期段階」から「通院を含むいわゆる「不妊治療」と言われるような中・後期」まで段階があります。
初期段階では自宅でのタイミング法や、食事・体調管理が中心となりますが、ここで重要なのは、パートナーの協力です。Laluneでは、パートナーも女性の体調を理解しやすくするための情報提供を行い、コミュニケーションをサポートすることで、妊活がスムーズに進むような環境を提供していきたいと思っています。
通院を伴う妊活中・後期では、今後、医療機関との連携や通院記録、検査結果の管理機能も提供していき、ユーザーが安心して妊活に取り組めるようサポートしていくようなアプリにしていきたいですね。
ー医療機関との連携は、メドレーのLaluneならではの強みであり、他の妊活アプリにはない利便性と価値を提供できる要素ですね。メドレーの他のプロダクトとの連携についてはどのような展望をお持ちですか?
角口さん:10月にメドレーのグループ会社となったオフショア社が提供する産婦人科や不妊治療施設に強みを持つ予約システム「@link」や、クラウド診療支援システム「CLINICS」、患者向け総合医療アプリ「CLINICS」との連携を進め、さらなる価値提供を目指していきたいと考えています。
安定基盤を持ちながらスタートアップのような開発体制の面白み
ーLaluneのチーム体制や特徴について教えてください。
角口さん:現在12人のチーム体制でプロダクトを開発しています。コンパクトな体制なので、スピーディーな意思決定と実行ができていると思います。
2024年の夏に行ったタイアップ企画やインフルエンサーとのコラボ企画は、検討を始めてから1ヶ月程度で実行から効果検証まで回すことができ、着実に成果に繋がっています。スモールチームだからこそのスピード感を出せるようになってきました。もちろん、現場はバタバタでしたが(笑)。
ビジネス側・プロダクト側のメンバーが一体となってユーザーに向き合い価値を提供できる体制で、各メンバーはそれぞれの専門性を持ちながらも、「これは自分の担当外です」といった線引きをせず、プロダクトの成長のために柔軟に役割を担ってくれていて、スタートアップのような開発体制だと感じています。
古川さん:私はポジションとしてはセールスですが、マーケティングのような動きや、プロダクト開発のチームとも連携して、プロジェクトの改善提案を行うことがあります。幅広く携わることができているのが楽しいですし、自分の知見や経験が広がっていく成長実感を得られる環境は非常にやりがいがあります。
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角口さん:小規模チームならではの機動力を活かしつつ、メドレーならではの強みも最大限活かせる体制です。メドレーは自社開発を行っているため、多くの経験豊富な開発メンバーが在籍しています。彼らはプロダクトを跨ぐ開発室に所属することで、技術的な相談や知見の共有がしやすい環境が整っています。また、M&Aを通じてプロダクトや事業展開を強化し続けており、幅広い領域での連携が可能です。さらに、法務コンプライアンス部や政策渉外部などの専門チームから強力なサポートを受けられる点は、他の多くのスタートアップにはない大きな特徴です。
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ー現在Laluneではメンバー募集中とのことですが、どんな方にジョインしてもらいたいですか?
角口さん:メドレーにはOur Essentialsという行動原則があり、これら全てを大切にしているのですが、特にLaluneの今のフェーズでは「革新と改善を主導」に共感できる方に来ていただきたいですね。
まさに今アプリ開発や運営方針を大きく変えようとしているため、目の前にあるプロダクトや既存のプロセスを正解とせず、ユーザーの声に耳を傾け、あらゆる場からアイディアのヒントを探し、プロダクトや事業を革新していきたいと思う方、自ら主導して変革のチャレンジをしたい方とぜひ一緒に働きたいです。
古川さん:特にLaluneは少数のチーム体制で運営していますので、ジェネラリスト的な視点も大切です。全体を見渡し、自分自身で物事を進められる方が活躍できると思います。
角口さん:先ほどもお話ししましたが、メドレーは自社開発に加えてM&Aやオープンイノベーションを交えた事業展開をしています。1つのプロダクト内での手法に縛られることなくさまざまな施策を検討できるのでダイナミックな打ち手にチャレンジしてみたいという方はぜひ連絡してほしいです!
ーでは最後に、直近の動きなど教えてください。
角口さん: 来年は、現代のニーズやこれからの展望に応じたリニューアルを検討しています。ホーム画面の刷新から始め、より直感的で使いやすいUI/UXを目指します。また、婦人科医療機関との連携を強化し、周期管理や体温記録などのデータがシームレスに医療機関と連携できるようにすることも検討中です。
古川さん: 現在、製薬会社とのタイアップ企画を通じて、ユーザーの体調に合った漢方情報の発信を行っています。また、アプリ内で連携している婦人体温計デバイスを、Laluneユーザー向けに期間限定価格で提供する施策も実施しました。
今後もこのような取り組みに加え、ユーザー体験をさらに向上させるための新たな施策を展開していきます。具体的には、ユーザーに正しい妊活情報や医療知識を広く普及させるためにイベントやコンテンツの充実を図り、Laluneが女性一人ひとりにとって、自身の健康を理解し未来の選択肢を広げるための有意義なツールとなることをチーム一丸で目指します!
ー 本日は貴重なお話をありがとうございました!
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