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あなただけのオリジナル図書館「リトルフリーライブラリ」
リトルフリーライブラリとは
リトルフリーライブラリは、小さな図書館という意味です。非営利で運用されていて、誰でも始めることができ、誰でも利用することができます。マイクロライブラリとも呼ばれるこの運動は、アメリカから始まりました。
誰でも作れる図書館
リトルフリーライブラリは、私設図書館という位置づけです。私設図書館とは、自分のお気に入りの本を不特定多数の人に読んでもらうために、自分で図書館を作ることです。私設なので、場所と本さえあれば誰でも図書館を作ることができます。
リトルフリーライブラリのメリット
リトルフリーライブラリのメリットは、自分の好きな本を簡単にシェアできることです。本を読んで驚きや共感、大きな気づきがあった時、誰かに勧めたいと思ったことがあります。管理者は自分なので、誰の許可もなく即座に本を入れ替えることができるのです。
自分だけのオリジナル図書施設を作れる
リトルフリーライブラリなら、自分だけのオリジナル図書施設を作ることができます。本を入れておく箱や棚の見た目は自由なので、その時の気分や季節に合わせたデザインを考えることができます。
地域の人とのコミュニケーション手段になる
リトルフリーライブラリは、地域の人とのコミュニケーション手段に適しています。ある地域ではみんなのリトルフリーライブラリとして、各々が自由に本を持ち寄って、他の人とシェアするという取り組みがあるのです。地域の人達の積極的な交流のツールになっていて、繋がりを強化する手助けにもなっています。
リトルフリーライブラリを始める
図書館のイメージといえば、本がたくさん貯蔵されている建物を想像します。特別な建物や、たくさんの本がないと始めることができないのではと、始めることに躊躇してしまいます。リトルフリーライブラリは、自宅の玄関口に木箱などに少冊数の本を入れて置いておくだけです。自分の土地を使って始めるなら、特別な申請も必要ないのです。
リトルフリーライブラリの利用の仕方
図書館で本を借りる時は、地域ごとの貸出カードを使って借りる事ができます。リトルフリーライブラリを利用する時は、貸出カードがありません。返却日も設定されてなく、設置した人によってルールが違います。誰でもご自由にどうぞという感覚で、本を借りることができます。
本を盗まれてしまうのでは
自由に本を貸し借りできるのは手軽だと思いますが、本が盗まれたり、いつまでも返さない人もいるのではないでしょうか?盗まれてしまう危険はありますが、ある程度盗まれたなら仕方がないと構えるしかないようです。返却日は借りたその人に任せるというリトルフリーライブラリもあり、地域の人柄が問われています。防犯カメラという手段もあると思いますが、せっかくのリトルフリーライブラリのメリットが薄れてしまう可能性もあります。
日本のリトルフリーライブラリ
アメリカから始まったリトルフリーライブラリは、日本でも広まっています。鳥取県や大阪府を中心に、徐々に拡大しています。特別な申請も必要ないので、本が好きな人や、好きな本を共有したい人がどんどん始めています。もう日本中にあるといってもいいリトルフリーライブラリを探す冒険に出かけてみるのもよいです。
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