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正月スキーと地球環境と。

お正月早々、鳥取県のだいせんで初スキーを楽しんできました。

私がスキーを始めたのは大学生の頃。子育て中も、ほ乳瓶を持参して夫と交代でスキーをしていたくらいスキーが大好き。今思えば娘たちは寒いばかりでさぞ迷惑だったことでしょう。

もっともっと上手になりたいと、毎年1回はスキー学校に入り、スキー検定にチャレンジした時期もありました。腕は2級どまりですが、整備されたゲレンデなら、なんとか安全に滑れる程度にはなれました。

60代も折り返しを過ぎた今も、スキーは現役です!筋力と体力維持はヨガのおかげ!なーんて偉そうに言っていますが、昨年は富良野までスキー遠征に行ったのに、突然のぎっくり腰でダウン。まる1日ホテルで寝たきり生活となりました。それでも驚異的な回復力で、翌日にはなんとかスキーができました。

ところが、昨年は稀に見る暖冬。中国地方ばかりか長野でもあっという間に雪が溶け、富良野で滑った1日だけでシーズンが終了してしまいました。

スキー場の経営難は、近年続く記録的な暖冬や雪不足、若者のスキー離れ、光熱費の高騰などが原因で深刻です。帝国データバンクの調査によると、2023年のスキー場運営企業の倒産件数は7件で、過去10年で最多だったとか。

雪不足による営業期間やエリアの短縮、ゲレンデの一部をクローズする対応をしても、スキー場の経営は依然厳しい状況です。インバウンドを呼ぶメジャーなスキー場は少し盛り返しているようですが、マイナーなゲレンデはどんどん閉鎖されていくかもしれません。

大山ホワイトリゾートもご多分にもれず、動いているリフトが年々減っていて、山頂リフトから見える、日本海と弓ヶ浜の景色が見られず。とても残念でした。

気候変動から冬を守る活動に取り組む、Protect Our Winters Japan(POW JAPAN)が、新聞広告で「雪がなくなったら、全員負け」というメッセージを発表したのは昨年10月。気候変動による影響は、個人から日本経済まですでに影響を及ぼしはじめていること、そして今すぐ行動する必要があることを訴えるメッセージです。

雪不足は水不足につながり、スキーや観光業だけでなく、農業にも生態系にも深刻な影響を与えます。

冬だけでなく、異常気象による猛暑やゲリラ豪雨、洪水、猛烈な台風も脅威です。

それなのに世界のあちこちで戦争が続き、利益と権力、宗教をめぐり攻撃と破壊が続いています。世界中の政治家が異常事態に気づいて争いをやめ、軍事費を全て、気候・エネルギー政策に向けて進めて欲しいと願わずにはいられません。

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