デジタルなツール群の導入は、もうトップダウンで決めるべき時代だと考えている。
MA、SFA,CRMなどは、ボトムアップよりも、トップダウンで導入を決定するのがよい。
ただし、その”トップ”が”現場”のことをどのくらい理解しているかによって、その成否は左右される。
“トップ”がどのくらい、マーケティングや営業、サービスのデジタライゼーションやDXを理解しているか、またそれらを使って何ができるかを、全組織的に考えられるかが求められている。
もともと多くの企業で、「デジタルなことは若い人のほうが理解しているから」という理由で、トップは現場に何を使うかを一任し、(よくわかってないのに)挙げられた稟議書に承諾をしてきている。
しかしもう、ボトムアップ型でツール導入を決定するのは、もううまく行かないだろう。
その理由は、マーケティング、営業、サービスのツール群というのは、それぞれ別々で使うのではなく、相互に連携する時代にすでになっている。つまり、非常に大きな組織戦略に基づいて進める必要があるということだ。
一方でボトムアップであがってきた個別最適化されるようなツールを入れてしまうと、組織全体でのインテグレーションが困難になる。
なので、全体最適化、個別最適化及び将来を見越した設計(例・拡張etc)が頭に入っていないと、何を入れてどう使うべきかがうまく行かない時代になっていると、理解しておくべきだ。
※だからといって(一応)”一通り揃っている”という理由でSalesforceが一番、というわけでもないのが非常に悩ましい。