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第16回放送後記事「『いとをかし』ってエモい?~若者から見た日本の伝統文化~」
こんにちは!ライターのうめちゃんです!!
今年は6月からずっと暑い日が続いていて、私はすっかりエアコンのリモコンが手放せなくなってしまいました笑
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突然のカエル失礼しました。
実は、medien-lienに入ったのを機にカエルのパペットを購入しました!
今後の記事でも登場するかもしれないので、お楽しみに!!
それでは、「『いとをかし』ってエモい?〜若者から見た日本の伝統文化〜」をテーマにお送りした、7月放送のまとめと深堀をしていきます! 出演したのは、ゆき・ひなこ・つよしの3人です。
1、7月放送のまとめ
7月放送では、「伝統」の中でも特に「伝統的工芸品」に焦点を当てて議論しました。
番組内では、博多織に携わっていらっしゃる株式会社鴛海織物工場・代表取締役、鴛海伸夫さんや伝統文化を活用した商品を開発・販売されている株式会社和える・代表取締役、矢島里佳さんのインタビュー、つよし持ち込み企画の伝統的工芸品クイズなどをお届けしました!
インタビューや議論の末、3人は伝統文化との向き合い方について、それぞれ以下のような結論に至っていきました。
つよし「物を愛してくれる人がいれば、作り手が途絶えてしまっても復興の兆しになるのではないかなって思ってて。『大学生だからちょっと手が遠い』じゃなくて、大学生のうちからもっともっと自分の大事なものを見つめなおすことは大事なのかな。」
ゆき「たしかに。伝統文化って、生活に入ってくると個人的には結構『丁寧な暮らし』っていう特別感というか一個ずつ大事にしなきゃという意識になるから、大学生のうちはやっぱりいいかなって思って疎遠になってしまう。(中略)年齢を重ねる毎に(伝統文化の)価値がだいぶん分かってくるのかな、それを待つのも伝統文化との向き合い方の一つなのかなと。」
ひなこ「今の時代SNSがあるから、自分が触れなくても、誰かが好きだと触れる機会が生まれる。(中略)なんとなく触れる機会があるのは今の時代だからこそなんじゃないかな。人の好きにちょっとアンテナを張ってみるというのは大事なのかな。」
三者三様、伝統文化との向き合い方について様々な意見が出ました!
「人から人に伝える」「循環に入っていく」「伝統に触れる」といった言葉が度々出てきて印象的でした。
2、「伝統」って何だろう?
突然ですが、皆さんは「伝統文化」と聞いて何を想像しますか?
きっと皆さんの頭の中にはこんなものが思い浮かんだはず……
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伝統芸能、伝統的な遊び(昔遊び)、伝統的な料理、伝統行事などなど……人によって解釈は分かれると思いますが、上の画像にあるようなものを思い浮かべた人が多いのではないでしょうか?
ここに挙げたものだけでもまだ足りないですが、日本には有形・無形とたくさんの「伝統」があります!
ところで、皆さん今までこんなことを耳にした経験はありますか?
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この場合の「伝統」という言葉は、どのような意味を持っているのでしょうか?
広辞苑によれば、「伝統とは、ある民族や社会・団体が長い歴史を通じて培い、伝えてきた信仰・風習・制度・思想・学問・芸術など。特にそれらの中心をなす精神的在り方。」と書いてあります。上の画像の「伝統と格式のある~」と「先輩が代々引き継いできた伝統を~」に用いられている「伝統」は、どちらも辞書的な意味に沿っています。前者は数十年、数百年、もしかすると千年ほど続いているものですが、後者はつい2・3代前から始まった伝統かもしれません。もちろん伝統の長さはそれぞれ異なります。伝統に時間の長さはあまり関係ないのかもしれません。
ここからは私個人の考えになりますが、「伝統」という言葉の背景には昔の物や文化こそ素晴らしいという意識があると思っています。昔の物事が良いと思っているからこそ、昔の物事を現在・未来に受け継いでいこうという気持ちが高まるかもしれませんが、中には現代にそぐわない伝統もあります。
番組内でも取り上げられていた「伝統は守っていくものか、変わっていくものか」などといった伝統との向き合い方に関する問題について議論する際、一般的には「伝統をいかにして守っていくか」が重要視されています。「なぜその伝統が愛されてきたのか」「なぜその伝統が現在まで継承されているのか」という視点を持つことも大切かもしれません。
今存在している文化や風習も、数十年後には「伝統」として残っているものがあるかもしれません。今残っている伝統の中で、皆さんが後世に残していきたい伝統を大切にしていきたいですね!
以上、「『ケロケロ見聞録』も伝統になってほしい!」とささやかに願っているうめちゃんがお届けしました!!
3、SNS展開
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