電子伝達系
この記事では電子伝達系について簡単にまとめていこうと思います。
では、さっそくまとめていきます。
電子伝達系の反応はミトコンドリアで起こっています。
まずはミトコンドリアの構造を見ていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85549112/picture_pc_e90468af00a326c06462445159669827.png?width=1200)
マトリックスと内膜が確認できますね。
では、赤い両矢印の部分はなんというでしょう?
膜間腔ですね。
電子伝達系の反応は内膜にある複合体と膜間腔の水素イオン濃度が重要になってくるので反応が起こる場所を確認しておきましょう。
次に赤四角で囲まれた部分をズームして見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85550528/picture_pc_f4cb3147e07fe22a96c2832bba5e855c.png?width=1200)
FADH2、NADHはクエン酸回路で出てきました。
この2つを電子伝達系では元のFADとNADに戻します。
また、電子伝達系では内膜に存在するI,II,III,IVの複合体が重要です。
I,III,IVはマトリックスから膜間腔に水素イオンを運びます。
IIはクエン酸回路で出てきたコハク酸をフマル酸にするコハク酸デヒドロゲナーゼ含みます。
補足
CoQは電子をIIIへ受け渡します。
シトクロムCはIVへ受け渡します。
最後に、
複合体(I,II,III)によって運び込まれた水素イオンが膜間腔に溜まると、マトリックスよりも水素イオン濃度が高くなります。
一般に高い所から低い所への反応は自然に進みます。
そのため、ATP合成酵素に水素イオン濃度が大きい膜間腔から合成酵素を通ってマトリックス側に水素イオンが流れこむことは自然なことですね。
そして、水素イオンが合成酵素に流れ込むとADPから ATPを作ることができます。
今回の記事はここまで。
最後までご覧いただきありがとうございました😊