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医歯薬系の大学受験英語入門 キモのキモ (1)

 皆さん、こんにちは。
 「実戦 医歯薬看護系大学受験英語の部屋」へようこそ。
 これから受験英語入門の note 集中講座を始めます。
 題材としては医療系の大学入試問題を取り上げます。

 とはいえ、これは入門講座ですから、医療系といっても一般の学部の入試と、そんなに違うことをやるわけではありません。むしろ、どんな大学の入試にも通用するような、王道的な内容が中心になるはずですが、一般的な文法書には出ていないような話もするつもりです。
 
 ですから、ここでは医療系ということで一括して、意識的に分けてはいませんが、一応「医歯薬看護系大学受験英語の部屋」なのですから、医学部と薬学部の問題を中心にしようと思っています。もちろん医療系大学受験生以外の方も大歓迎です。

 ここでは細かい話は抜きにして、受験勉強の「基本」のキホン、より正確に言えば「キモ」となるべき考え方のようなものを取り上げてみたいと思っています。
 実は最近、『初めての大学受験英文法 ”超”入門講義 医歯薬系・空所選択問題を中心に』という本を amazon から出したので、そのさわりの部分と講座内容が一部重なるかも知れませんが、ご了承下さい。
 
 さて、意外かも知れませんが、受験勉強には「すごく大事だけれども予備校の授業では言いにくい秘密」というのがあります。
 何で言いにくいかっていうと、それは普通、予備校の授業だと例題をたくさんこなす必要があって、いわゆる雑談ばかりするわけにはいかないからです。しかもその雑談がいわゆる世間の常識からかけ離れていたり、業界的に不都合な話だったりすると、「この人、授業そっちのけで何言ってんだろう」と思われて次回から生徒が減るかも知れないし、業界的に不都合な話をすると本部から「来期から来なくていい」と言われるかも知れませんから、「やっぱ、やめとこうか」となりがちだからです。
 けれども、amazon とか note では、いわゆる雇われ者としてではなく、しかも匿名で物が言えるわけだから、ここでは言いたいことを言わせてもらうつもりです。
 まあ、「業界的に不都合」といっても別にスキャンダルとか業界の闇を暴露するわけではありません。このところの受験業界の方向性を見ていると、「それってちょっと違うんじゃないの」と言いたくなる、という程度のことなんですけどね。
 
 さて、本題の受験勉強の話に戻りましょう。
 実際に入試問題を集めてみると改めて気が付くことですが、重要事項とされているのに問題としてはあまり出題されていない項目というものがあります。
 しかし、それが大事じゃないということではありません。むしろ大事なんです。
 けれども、出題のパターンがあまりにも限られているとか、「これって知ってて当然だよね」というようなものは、重要事項でも出題されにくい傾向があるんです。
 例えば、高校英語の初めに「五文型」というのをやるでしょう。
 この五文型なんかは、「重要だが出題されない」項目の典型です。入試問題に五文型が出ているのを見たことがありません。
 でもね、受験英語の問題を解くためには、五文型を知っている方が絶対に有利なわけです。
 だから「入試に出ない」からといってバカにするもんじゃありません。
 ですから受験生、あるいは高校生で五文型を忘れている人は、学校でもらった副読本を読み返す程度でもいいから、必ず五文型を復習しておいて下さいね。それだけで英語が少し「見える」ようになりますよ。

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 今回は前置きです。次回からは受験英語の「キモ」の部分に少し触れようと思います。
 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
 
[参考文献]
『初めての大学受験英文法 ”超”入門講義 医歯薬系・空所選択問題を中心に: 志望校合格のために 予備校講師が本当に伝えたいこと』
https://www.amazon.co.jp/dp/B09YHHXG2P?&linkCode=ll1&tag=cstransbiz-22&linkId=cc55387ce88782912cf2e7240aebd17d&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
 

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