
【例文つき】美容クリニック医師の志望動機は?書き方のポイントや注意点
近年では、美容に対する意識の高まりや美容に興味を持つ男性の増加により、美容医療に対するニーズが高まっています。
それにともない、美容医療を専門とする美容皮膚科や美容外科などの美容クリニックにおける医師の採用ニーズも増加し、業界未経験でも可という求人も多く見られるようになりました。
そこで今回は、美容クリニックへの転職や美容皮膚科・美容外科への転科を考えている医師のために、好印象を与える志望動機の書き方や面接・履歴書それぞれでの効果的な伝え方などを例文付きで分かりやすく紹介します。
《合わせて読みたい》
>>美容クリニックで働くために必要な資格とは?
美容クリニックの志望動機、好印象を与える3つのポイント

転職活動において、志望動機は入社意欲を伝えるための重要なアピール材料となります。
採用担当者に好印象を与えるような志望動機のポイントは以下の通りです。
クリニックを選んだ理由を明確に
志望動機では「なぜ美容クリニックなのか」「どんな点を魅力的に感じたのか」をしっかり伝えることが大切です。
美容クリニックは、他の科目と異なる魅力や仕事の特性があります。 「なぜ一般医療機関ではなく美容クリニックを選ぶのか」を、自分の価値観や将来の目標と共にお話しすると、他の志望者との差別化につながります。
公式サイトなどで経営方針や医療設備、症例数などをチェックし、自分の視点から見たその美容クリニックならではの魅力を明確に説明できるようにしましょう。
活かせる経験やスキルを伝える
転職・中途採用では、即戦力となる人材が求められている場合が多いです。
このため美容診療に活かせる経験やスキルがあると採用してもらえる可能性が高くなります。皮膚科や形成外科での勤務経験がある場合、具体的な施術や治療を経験エピソードとして話しましょう。
また、美容クリニックでは患者とのコミュニケーションが重要になってきます。過去の職場での患者対応の経験を詳しく伝えることで、即戦力としてのアピールができます。
今後のキャリアプランをまとめる
美容クリニックでどんなスキルを身につけたいのか、どんな役割を果たしたいかなどを具体的に説明できると、転職後に活躍し、貢献している姿をイメージしてもらいやすくなります。
このため長期的な目標や今後のキャリアプランについて伝えると「高いモチベーションで長く働いてくれそうだ」と思ってもらえることでしょう。
《合わせて読みたい》
>>医師転職のタイミングが重要な2つの理由
美容クリニックの志望動機の書き方と例文を紹介

それでは、実際に履歴書や面接で志望動機を伝えるときは、どのような伝え方をすれば印象が良くなるのでしょうか。
上記の3つのポイントを踏まえた上で、医師が美容クリニックに転職する場合の志望動機の回答例を紹介します。
【例1】履歴書に書くとき
今まで皮膚科医として6年間勤めてきましたが、美容皮膚科医としての知識、技術も身につけてより治療の幅を広げたいと考え、貴院を志望しました。
皮膚科では病気の治療が終わったら、患者様は通うのをやめてしまいます。
その点、美容皮膚科は長期的な目線でのサポート体制が充実しているため、より患者様お一人お一人に合ったケアが提案できるようになると考えました。
数ある美容皮膚科の中でも貴院を志望した理由は、施術や治療薬だけでなく、独自に開発されている院内処方コスメを併用したトータル治療に魅力を感じたためです。
皮膚科医としての経験やスキルも活かしながら、患者様と信頼関係を築き、長期にわたってキレイになるサポートができればと思います。
ポイント
履歴書の志望動機欄はスペースに限りがあります。
長くなりすぎないよう200~300文字前後で要点をまとめましょう。
【例2】面接で伝えるとき
目の美容整形に特化した貴院であれば、より二重・目元整形に関して専門的な知識と技術が身につけられると思い志望いたしました。
前職は精神科医として働いていましたが、さまざまな患者様と接するうちに容姿、とくに目もとにコンプレックスを抱える人が思った以上に多いことに気づきました。
実際、美容整形を受けて性格が明るくなった患者さんをこの目でたくさん見てきて、美容医療は人を幸せにする技術だなと感じ、いつしか自分もその道に進みたいと考えるようになりました。
外科的な施術の経験はありませんが、対話を通した心理的なケア、潜在的なニーズの発掘など前職で培ったスキルを活かして、患者さんの理想を叶える治療をご提案できたらと思います。
ポイント
面接で志望動機を伝える際は、クリニックへの熱意をアピールするとプラスの印象を与えられます。
履歴書に書いてある内容をそのまま話すのではなく、履歴書で伝えきれない内容を補足して、自分の言葉で分かりやすく述べるようにしましょう。
「志望動機で注意すべき点」や「面接でチェックされているポイント」にいて、以下の記事ではさらに詳しく記載しております。
美容クリニックへの転職を目指している方はぜひご覧ください。
メディカルキャリアナビでは、医師のための様々な求人を豊富に取り揃えています。専門医としてのスキルを活かしたい方、副業で収入を増やしたい方は、ぜひご相談ください。転職やキャリア相談も承っていますので、お気軽にお問い合わせください。