なぜNAPスコアは慢性CML,骨髄異形成症候群で低下・再生不良性貧血やCMLの急性転化で上昇するの?
NAP(neutrophil alkaline phosphatase score)スコアは末梢血の成熟好中球のアルカリフォスファターゼ(ALP)活性の程度を末梢血液標本のALP染色による陽性顆粒の密度から判定量に測定し、スコアとして表したものです。
このNAPは血液疾患の鑑別に有用であるとして国試に頻出です。
例えば、NAP活性の低値は、CMLの慢性期、MDS(骨髄異形成症候群)、発作性夜間血色素尿症(PNH)および伝染性単核症(IM)をはじめとするウイルス感染症を示唆