5月21日(火)メディア日記
自民党派閥の裏金事件を受け、衆院政治倫理審査会(政倫審)が審査を議決した44人の自民議員全員が、「弁明の意思はない」と回答していたことがわかった。しかし、時事通信によると、野党筆頭幹事の寺田学(立憲民主党)は記者団に対し、自民議員1人が「審査会が求めるのであれば答えることは拒むものではない」との趣旨を審査会側に文書で伝えたことを明らかにした。複数の与野党関係者によると、稲田朋美の回答だったという。あわてた自民党側はあらためて稲田朋美に「自民議員は全員欠席」を説得し、稲田もそれに従ったという。
文部科学省が21日までのNHKニュースに文句をつけた。NHKニュースは、中教審特別部会がまとめた教員確保策を巡り「公立学校教員の給与体系を『定額働かせ放題』、どれだけ残業しても一定の上乗せ分しか支払われない教員の給与の枠組みはこのように呼ばれています」などと報じた。これに対して、文科省は矢野和彦初等中等教育局長名で「NHKの報道は中教審の議論の内容に触れない一面的な報道」だと抗議する文書を出し、ホームページにも掲載した。NHKのテレビニュースの内容に文科省がいちゃもんをつけるのは珍しい。
朝日新聞はこのニュースを21日のデジタルで報じたが、本紙で報道したのは24日朝刊社会面だった。
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