6月17日(土)メディア日記

週刊朝日は 5月末で101年の幕を閉じたが、読者の女性から熱い気持ちのメールが届いた。
「週刊朝日の最終号を買おうと思い本屋やコンビニを歩きましたが、どこでも完売ですといわれ、最後はAmazonに依頼し、ようやく手に入りました。前号の日記で朝日OBの方が、『安いスコッチウイスキーのハイボールを飲みながら涙しました』とありましたが、その気持ちが痛いほどよくわかります。

びっくりしたのは、吉永小百合さんのコメントです。『私は去年2月、週刊朝日が創刊100年を迎えたとき、200号目指して頑張ってください』と言いました。そんなときに休刊の発表です。発言の場がなくなり寂しくなります。トップが悪いんじゃないですか。100年も続いた雑誌を止めるなんて・・・』

もう言いたいことはたくさんあるんですが、編集部全員を網羅した凝った表紙と裏の写真は何度見ても飽きません。演出写真の第一人者とありますが、浅田政志さんはすごい。こんな安心して読める週刊誌をつぶしたのは誰ですか?と私も問いたいです」

ジャーナリストの櫻井よしこが17日、産経新聞と連携している沖縄石島市の八重山日報主催の講演会で、「石垣市に駐屯している自衛隊を強くして『石垣、尖閣を守ることが日本を守る。台湾を守る。共通の価値観を持つ国々の人たちのために役に立つ』という思いで暮らしたい」と呼び掛けた。「力のある国が力のない国を脅そうとしている時、力のない国が『テーブルで話して解決しましょう』といってもだめだ。日本民族は心優しく公正な民族だが、いざというときには雄々しく立ち上がる勇敢な民族であることも証明したい」と述べ、「覚悟を決めて(軍事力で)中国と対峙するよう求めた」。

NHKの「ETV特集」は17日、前週に続いて「ミッドウエー海戦~戦死者3418人の命を悼む~」の2部を放送した。40年前、澤地久枝が詳細な情報をまとめあげた長編「滄海(うみ)よ 眠れ」をもとに、「遺族の願いは戦争を繰り返さないこと。そこに敵も味方もない」を基調にした特集。特集の2部は、主にアメリカで取材、ベトナム戦争下、反戦運動に身を投じた駆逐艦の元艦長。日本軍の捕虜となり殺害された兵士の遺族…。壮絶な人生に接してたどり着いた遺族を訪ねた。

前週の特集番組もそうだが、このミッドウエー海戦の悲劇は、40年前に澤地久枝がきっかけを作った。澤地は自らの著書に「当時、日本側の遺族の取材は、毎日新聞の各支局がネットワークの役割を果たしてくれた」とあり、米国側の取材は、当時、「サンデー毎日」にいた鳥越俊太郎と同紙の英語堪能な女性記者が澤地久枝とともにミッドウエー海戦関係者を全米に追った。その後、この膨大な資料は段ボール18箱に収められていたが、40年ぶりにNHKの右田千代が現代との接点を発掘し、今回のETV特集となった。

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