6月2日(金)メディア日記

 メールの冒頭のあいさつに「おつかれさま」が慣用句になっていることに対して、「不自然」とか「いいじゃないか」など朝日新聞の投書欄で議論になっている。最初の投書は、4月1日の「『お疲れさま』の代わりの言葉は?」。5月25日は「お疲れさま やっぱり違和感」と62歳の女性。そして、6月2日の投書欄には、「お疲れさまは思いやりの言葉」、「ご苦労さまも使い方難しい」と理解派のコメント。一連の投書欄を読むと、今や「お疲れさま」は「こんにちは」の意味もあるらしいが、メール冒頭の「おつかれさま」は一般化していると言われても年配者から見ると「やっぱり違
和感」かな。

 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫の妻雅子が、改ざんに関連する行政文書を不開示とした財務省決定の取り消しを求めた訴訟は2日、大阪地裁で結審した。判決は9月14日。訴状によると、赤木雅子は2021年、財務省と近畿財務局が大阪地検に任意提出した文書の開示を求めた。しかし、財務省は「捜査活動の内容を明らかにしてしまう」として文書の存否も含めて明らかにせずに不開示とし、雅子が提訴していた。この日の口頭弁論で徳地淳裁判長は、雅子側が申請した鈴木俊一財務相や近畿財務局長(当時)の証人尋問を却下した。(毎日新聞)
国家犯罪にあたる国の文書を改ざんしたとして自殺した赤木俊夫、改ざんを指示命令した当事者は誰一人法廷に姿を見せず、司法も国側の沿った判断ばかりを示している。あれほど騒いだメディアも最近は無関心だ。妻の赤木雅子一人だけが夫の名誉回復を求めて孤軍奮闘している。世論を喚起する意味でもテレビはあらためて公文書改ざんを振り返る姿勢が必要だ。


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