7月6日(土)メディア日記
日本時間6日12時20分、NHKはニュース速報で、イランで5日に行われた大統領選挙の決選投票は開票が終わり、内務省は欧米との対話を重視する改革派で、イラン議会の副議長などを務めたペゼシュキアンが当選したと発表した。その後のNHKのニュースで、イラン特派員のリポートを放送し、この中で「イランは最高権力者のハメネイ師の存在が大きく欧米対話は簡単ではない」と解説した。
朝日新聞は6日朝刊1面トップに「海上自衛隊の護衛艦隊の10隻以上の艦艇で、安全保障に関わる機密情報「特定秘密」を、資格がない隊員に扱わせるなど違法な状態が続いていたことがわかった」と報じた。10年近く常態化していた恐れもあり、海自トップの海上幕僚長の酒井良海は引責辞任する意向を固め、木原稔防衛相に伝えた。防衛省は関係者の処分を検討している。
朝日が報じたあと、共同通信も続報。防衛省が陸海空3自衛隊などの特定秘密の運用状況を調べた結果、既に判明している陸、海自だけではなく、空自や3自衛隊の運用を担う統合幕僚監部、背広組中心の内部部局でもずさんな取り扱いをしていた疑いがあることが6日、政府関係者への取材で分かった。
時事通信は6日、「バイデン米大統領は5日、米ABCテレビのインタビューで,『私は日本に予算を増加させた男だ』と述べた」と報じた。バイデンは昨年6月にも日本の防衛予算増を巡って「私が説得した」と述べた後、「わが国自身の判断」とする日本政府の申し入れを受け撤回した経緯がある。今回は何の予算か言及しなかったが、重ねての「失言」で同氏の認識が改めて問われそうだ。他紙はこのインタビューで「バイデン大統領は『最もふさわしい候補は私』と述べ、撤退を拒否した」と報じた。