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10月4日(金)メディア日記

 朝日新聞は4日朝刊1面トップに「石破茂首相、裏金議員を原則公認へ」と報じた。派閥の裏金事件で処分を受けた議員らについて、次の衆院選で原則全員を公認する方針を固めた」と報じた。小選挙区の公認候補は比例代表との重複立候補も認める。
 一方、読売新聞も同日朝刊1面トップに「不記載議員は原則公認」と報じた。
 同日の朝日と読売の「裏金議員原則公認」を読んでもこの記事の出所はよくわからない。3日午後に石破首相、森山幹事長、小泉選対委員長が会っており、このうち誰かがリークしたのだろう。ただ、石破茂首相は4日夕、自民党裏金議員を次期衆院選で原則公認するという報道について、「何も決まっていない」と明確に否定している。
 読売新聞は一貫して「裏金議員」は使わず「不記載議員」と表記。日経新聞、産経新聞、NHKも表記も「不記載議員」。民放ニュースはほぼ全局が「裏金議員」。
 文春オンラインは3日、「小選挙区に出馬を予定している裏金議員は46名。今回の予測では、そのうち裏金議員34%で、16名が「劣勢」評価で、落選危機となった」と報じた。今回、参議院から鞍替えで東京7区からの出馬を表明している丸川珠代元五輪担当相も予測では劣勢という評価となった

 日経新聞は4日朝刊1面トップに「『沖縄独立』を促す偽動画が今、SNS上で拡散し続けている」と報じた。日本経済新聞が先端の人工知能(AI)ツールで解析したところ、背後に拡散を請け負う大量の「情報工作アカウント」が見つかった。主に中華圏に向けたSNSの投稿だが、専門家は今後、日本の世論分断にもつながりかねないと警鐘を鳴らす。中国語付き偽動画の主なものは、
「琉球属于中国,琉球群島不属于日本!」
(琉球は中国に属し、日本に属してはいない!)
「根据波茨坦宣言,琉球是中国領土!」
(ポツダム宣言によると、琉球は中国の領土だ!)
 同記事は「背景には習近平国家主席が昨夏、中国と琉球国時代の沖縄との深い結びつきを強調した『異例の言及』があると専門家は指摘した。

 BSフジの報道看板番組「BSフジLIVEプライムニュース」の集いが4日夜、「ホテルオークラ東京」で開かれ、石破首相、与野党の幹部、番組出演者ら 375人が出席した。この番組の集いには毎年、同ホテルで現職首相が参加している。とくに安倍首相時代は盛り上がった。石破首相は「プライムニュースほど恐ろしい番組はない。気を付けていても、つい乗せられて、言わなくていいことまで言ってしまう」と述べ、会場を沸かせた。

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