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NTTが進めている光通信技術を使った次世代の通信基盤アイオン(IOWN)ってヤバイ

通信基盤IOWN(アイオン)について


OWNとは?

IOWN(アイオン)は、「Innovative Optical and Wireless Network」の略で、革新的な光およびワイヤレスネットワークを意味します。NTTが提唱する次世代の通信基盤であり、現在のインターネットの課題を解決し、新たな価値を生み可能性が高いネットワークです。

どんなものなの?

IOWNの特徴は、光回線技術の応用になります。
IOWNでは、電気信号ではなく光信号を直接利用することで、大容量のデータを高速かつ低遅延で伝送することが可能になります。
通信量は100倍以上低消費電力では、光通信はLAN通信に比べて消費電力が100倍少ないと言われており、より環境に優しいネットワークを実現できます。当然圧倒的な高品質であり 信号劣化が少なく、安定した高品質な通信サービスを提供できます。例えば医療で言えば遠隔手術システムでも遅延なく正確に行い、精度が上がります(今は多少は遅延しても対応できる特定の診療科の手術に使用しておりますが、理論上ですが遅延が全く許されない心臓血管外科手術や脳神経外科手術にも対応できるレベルにグレードアップできます)。

また柔軟性も高く、それ以外にもさまざまなサービスに対応できる柔軟なネットワーク構成が可能になります。


IOWNがもたらす未来はどんなものが他に想像できるのか?

IOWNの実現により、以下のような未来が期待されています。

  • 超高速・大容量通信: 高精細な映像配信、VR/ARの普及、遠隔医療など、大容量のデータ伝送を必要とするサービスがより身近になります。

  • AIの進化: 大量のデータを高速に処理できるため、AIの学習や推論が加速し、より高度なAIサービスが実現します。

  • IoTの拡大: さまざまなモノがインターネットに接続されるIoTがさらに発展し、スマートシティやスマートファクトリーなどの実現に貢献します。

  • 新しいビジネスモデルの創出: IOWNの特性を活かした新たなビジネスモデルが生まれ、社会全体のイノベーションを促進します。

IOWNの3つのコア技術

IOWNは、以下の3つのコア技術によって構成されています。

  • オールフォトニクス・ネットワーク: ネットワーク全体で光信号を直接利用する技術です。

  • デジタルツインコンピューティング: 物理的な世界をデジタル空間に再現し、シミュレーションや分析を行う技術です。

  • コグニティブ・ファウンデーション: AIを活用して、ネットワークを自律的に制御し、最適化する技術です。

まとめ

IOWNは、通信のあり方を根本から変える革新的な技術であり、私たちの生活や社会を大きく変える可能性を秘めていると言えますね。IOWNの研究開発は、まだ始まったばかりですが、今後の動向に注目が集まっています。

何にしても日本での技術が世界を変えることは嬉しいことです。

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