とりあえず試すことで新しい自分に触れる
私は、今年(2022年)までヘアカラーをしたことがなかった。特にヘアカラーをしてみたいとも思わなかったけれども、誰かのヘアカラーを見て素敵だな、と思うことはあった。
思い返してみると、私は黒髪が似合っている、と誰かから言われたり、私の髪色は黒髪のイメージだと言われることが常で、それが当たり前だと思っていた。
この数年、テレビ番組やYouTubeで誰かのチャンネルを観る度、インナーカラーというものが気になった。自分にも似合うだろうか、と思ったりもしたし、数年通っているヘアサロンでは、通い初めの頃にヘアカラーをするつもりがないことを話していたから、今更ヘアカラーをしてみたい、と言い出すのも躊躇った。
けれども、昨年引っ越しをしたことで、ヘアサロンを変えたタイミングでインナーカラーについて美容師さんに相談したところ、話がとんとん拍子に進んだ。そのヘアサロンへ2度目の来店時には、勧められるがままインナーカラーとイヤリングカラーというものをするために、それぞれの部分をブリーチするなどしてカラーリングもして、初めて尽くしを体験していた。
たまたま心やさしく、仕事上手な美容師さんに担当してもらったことで、心変わりしたことを前向きに後押ししてもらえて良かった。
先日は、髪の毛全体をカラーリングして、今までの黒髪イメージを変えた。
興味がなくやるつもりもないことを無理矢理やる必要はないけれど、環境の変化ついでに興味が湧いたことは、とりあえず試してみた方が良いかもしれない。その方が、きっと楽しい。恥ずかしがっている時間よりも、まずはその専門の人に相談する機会を設ける方が、安心するし、新しい価値観とも出会える。
もう今までみたいな黒髪の私ではないけれど、今の私の方が心地良いことが増えた。