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第12回 月刊地域医学2月号が発行になりました!
月刊地域医学2025年2月号が発行になりました。
◆インタビュー
「診療所の外で、地域の中で、町の人とつながりたい」
2月号のインタビューには真鶴町国民保険診療所の大平祐己先生が登場しました。
大平先生は、福島県出身で、仙台の高校に進学したため、宮城県から自治医科大学に入学しました。卒業後の義務派遣で当時の女川町立病院(現 女川町地域医療センター)に赴任し、2011年の東日本大震災を経験しました。そこで地域医療振興協会を知り、その後3年間、女川で避難所や仮設住宅などの被災地の医療に従事する中、「自分がやりたかった医療は、家庭医療なんだ」とはっきり意識したといいます。そしてJADECOM家庭医療専門研修プログラム「地域医療のススメ」に進み、今、真鶴町で、まさに家庭医として、地域の中で町民とつながることを大切にしています。
大平先生のインタビュー、ぜひご一読ください!
大平祐己先生のインタビューを見る
*今月号の表紙の写真は、大平先生が撮影した真鶴町の写真です!
◆特集
2月号の特集は編集委員 宮本朋幸先生企画の「医師の働き方改革後の世界」です。
●エディトリアル/宮本朋幸先生
●医師の働き方改革により三位一体改革が実現に近づいたか?/藤川 葵先生
●働き方改革が病院経営にどのような影響を与えたか?/沼田裕一先生
●働き方改革はタスクシフト・シェアで解決するか?/藤内美保先生
●医療の未来をつくる持続可能な働き方 -現場での有効な働き方改革とその実例-/大西友美子先生
●働き方改革におけるⅭ水準は医師の研修に必要か?/神山 潤先生
●宿日直許可の取得を経て医師の働き方改革実現へ -山間へき地小規模病院の立場から-/黒木嘉人先生
企画した宮本朋幸先生は次のように述べています。
「数年前から各医療機関で準備が進められてきた働き方改革が、実際に施行された時にどのような取り組みがなされ、そしてどのような問題が上がったかを総括してみたいと思い、この企画を立てた。
医療施設の最適配置の実現と連携、医師・医療従事者の働き方改革、実効性のある医師偏在対策という三位一体改革の一角である働き方改革が進むこととなった.三位一体から『一体的に推進』という言葉に変わったが、2040年を目指す改革は変わらない.
勤務時間の上限が、かなり抑えられた働き方改革のアウトカムは、まだまだ評価ができないであろう。しかし,本特集での事例報告や問題提起は今後われわれが取り組むべき方向性を示してくれていると思う。」(エディトリアルより)
まだまだ模索しながら改革を進めている施設も多いと思います。ぜひ今回の特集をその一助としてお役立てください。
企画の宮本朋幸先生のコメントを見る
◆連載
石川雅彦先生の「Let's Try医療安全」。第136回は、“ノンテクニカルスキル”に関わる事例発生を未然防止する!④ -“ストレス管理”に関わる事例の発生要因から考える未然防止対策-です。
義務年限で地域に赴任する自治医大卒業生が地域医療の毎日を綴る「全国の地域からリレーでつなぐ -私の地域医療」。今号は、鹿児島県の吉嶺光太郎先生、大分県の浦勇慶一先生が登場しています。
◆REPORT
「第16回 JADECOM学術大会」(2024年10月12日、13日)は、東ブロックが主幹となり、東海病院管理者の宮﨑勝先生が大会長を務めて開催されました。メインテーマに「ウェルビーイングと地域医療 つながり、支え合い、共創する」を掲げ、「ウェルビーイング」という視点から、地域医療の現状と課題を多角的に議論し、これからの地域医療が目指すべき方向性を模索しました。今号では1日目のメインシンポジウムと8つのセッションを紹介しています。
学術大会2日目は職種別研究会が行われましたので、地域看護介護部 大海佳子編集委員と薬剤部会 森 玄編集委員のコメントを紹介します。
大海佳子編集委員コメント
森 玄編集委員コメント
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