『陥穽 陸奥宗光の青春』(辻原登 著)の第3部を読み進める。|いつもと違う角度から見る明治維新
辻原登(著)『陥穽-陸奥宗光の青春』を、読み進めています。
幕末から明治にかけて、活躍をした人物は数多くいます。
NHKの大河ドラマでは、戦国時代と並んで、何度も描かれている時代です。
ドラマでの主役や登場人物は、いつも同じような人たちで、坂本龍馬や西郷隆盛は欠かせない存在です。
しかし、陸奥宗光という人物が、テレビドラマで描かれる機会は、残念ながらあまり多くありません。
1867年に大政奉還が行われ、1868年には明治新政府が発足し、戊辰戦争を経て数々の改革が行われていきます。
そんな中、1871年11月に、岩倉使節団がアメリカを皮切りにヨーロッパに向けて出発します。
明治新政府の首脳が、2年近くも不在となる中、陸奥宗光は大蔵租税頭として「地租改正」に取り組みます。
西郷隆盛は、「征韓論」を主張し、このことが原因で、西郷隆盛は新政府から離れることになります。
そして時代は、西南戦争へと向かっていきます。
その西南戦争に、陸奥宗光はどのような関わりを持つのかは、あまり知られていない歴史の一面です。
坂本龍馬や西郷隆盛などの著名な人物の目線ではなく、陸奥宗光という、あまり主役として描かれない、しかし功績のあった人物から見た明治維新の物語を、とても興味深く読み進めています。
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