【読書】井原忠政(著)『姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉』を読了する。
井原忠政(著)『姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉』を読了しました。
小谷城の戦いは、戦国時代の小説にはよく描かれています。そしてお市の方と三姉妹の物語りは、あまりにも有名ですが、浅井長政には男児もいたのです。その男児たちの運命は、殆ど描かれてことはありません。
そのような、あまり知られていない人物の物語りが面白くて、歴史小説を読み続けています。
八ヶ岳を登山していたとき、登山道の横に綺麗な紫色の花が咲いているのを見つけて、スマホで写真に収めました。(見出し画像の花です)
Googleレンズで調べてみると、その花の名前はトリカブトでした。
トリカブトは有毒植物で、古くから毒殺に使われることもありました。何処にでも生息しているので、ミステリー小説や推理ドラマなどには良く登場します。
『姉川忠義』では、歴史小説としては珍しく、このトリカブトが登場します。
信長や秀吉などの大大名からの目線ではなく、足軽レベルから見た歴史小説であり、トリカブトが登場するなどフィクション性が高いのがこの小説の特徴です。
この作品は、『長島忠義』『長篠忠義』へと続くシリーズ物です。そして『三河雑兵心得』シリーズの姉妹編ということで、その第1巻である『足軽仁義』も購入しました。
しばらくは、戦国時代の世界にどっぷりとハマってしまいそうです。