【読書】『積読こそが完全な読書術である』を読了しました。
「読了しました」と言ってしまって良いのかどうか、迷っています。
ちょっと不安になって、「読了」という言葉を、国語辞典で調べてみました。
少し、安心しました。
一応、最初から最後まで読み終えました。
しかし、全ての内容が記憶に残っている訳ではありません。
それでも読み終えた本は、本棚に挿しておきます。
これで、物理的には「積読」ではなくなります。
そして、今現在覚えている内容も、日を追う毎に記憶から消えていきます。
もしかしたら本棚から取り出して、もう一度読むことがあるかもしれませんが、この先も読むことがないとしたら、なんのために本棚に挿しておくのでしょうか。
そう考えると、読み終わった本も「積読」の一種だと言えます。
村上春樹さんの作品は殆ど読みました。
しかし残念ながら、どの作品も物語りの結末が思い出せないのです。
もう一度読もうと思っても、既に本棚には一冊もありません。
何度かの断捨離のときに、手放してしまっています。
これかも沢山の本を読んで、その内容を忘れていき、本自体も手放していくでしょう。
それなら、最初から読まなくていいんじゃないかとも思う事もあるのですが、読書というのは、読んだという事実があればそれでいいのです。
そして、これからも読みたい本は、どんどん発刊されるのです。
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