『女神めし(佳代のキッチン2)』原宏一著|第一話:港町へ(富山県氷見市)
原宏一著『女神めし(佳代のキッチン2)』を読み始めています。
「第一話:港町へ」を読み終えました。
『佳代のキッチン』シリーズ
本書は、「佳代のキッチンシリーズ」の第2作目で、移動調理屋を営む主人公・佳代の人間ドラマを描いた作品です。
同シリーズは以下の通り、全4作品が刊行されています。
『佳代のキッチン』 2020年11月発売
『女神めし 佳代のキッチン2』 2015年8月発売
『踊れぬ天使 佳代のキッチン3』 2017年5月発売
『佳代のキッチン ラストツアー』 2021年12月発売
「移動調理屋」とは、お客さんから持ち込まれた食材で料理をつくり、その調理代金をいただくと言うビジネスです。
最近見かける、いわゆるキッチンカーとは少し違います。
調理代金は、4人前までは1品あたり500円で、2品以上、5人前以上はそれぞれ割増料金になるという仕組みです。
原宏一さんの作品との出会い
著者、原宏一さんの作品との出会いは2012年10月発売の『握る男』でした。
その後、2018年に営業を終了した、築地市場周辺を舞台にした『やっさんシリーズ』も気に入り、原宏一さんの作品を読み続けていた時期があり、その中に『佳代のキッチン』もありました。
原宏一さんの作品は、料理や食材を中心とした物語が多く、登場人物の成長を通して、飲食店経営についても学べるのが魅力です。
日本酒が飲みたくなる物語
『女神めし(佳代のキッチン2)』の第一話「港町へ」の舞台は、富山県氷見市でした。
鯵・鯖・石鯛・ノドグロ・フクラギなどの新鮮なお魚が登場します。
物語を楽しみながら、日本酒が飲みたくなります。
続く第二話の舞台は、静岡県下田市です。
どのようなドラマが描かれているのか、またどんな食材が登場するのか、読み進めるのが楽しみです。