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【読書】原田ひ香(著)『喫茶おじさん』を読み進める。

原田ひ香(著)『喫茶おじさん』を読み進めています。
殆ど主人公の独り言のような物語で、松重豊さんの『孤独のグルメ』を観ているような感じです。

名古屋で仕事をしていた頃、よく喫茶店に行きました。
お客さんのところに訪問をすると、先ず、「喫茶店に行こうか」と誘われます。
街には至る所に、パトライト(回転灯)のついた喫茶店の看板がありました。朝食はモーニングサービスを食べて、昼食も喫茶店で定食を食べていましたので、1日に5件くらい喫茶店に行く日もざらにありました。

横浜に来てから、喫茶店に行くことはめっきり少なくなりました。
珈琲を飲むのは、コンビニコーヒーか、チェーン店のカフェに行くことが殆どです。
名古屋の街であるような喫茶店を探しても、なかなか見つからないのです。

『喫茶おじさん』には、東京の喫茶店がたくさん出てきます。おそらく実在するお店だと思いますが、お店の名前は伏せられています。多分、あそこだろうなと想像がつくところもあるのですが、もしかしたら全くの架空のお店なのかもしれません。そのあたりが少し焦ったい気持ちになります。

私はもともと、一人で喫茶店に行くのは苦手でした。椅子に座ってコーヒーを飲みながら、何をしていいのかわからないかったのです。
じっと、壁に貼られたメニューなんかを見つめたりして困っていました。
しかし、読書をするようになってからは、全く苦にならなくなりました。寧ろ、本を読むために喫茶店に入っているようなところもあります。

『喫茶おじさん』に出てくるような、都会の喫茶店はいいなと思います。珈琲もさることながら、軽食やケーキが美味しそうです。おじさんが喫茶店でケーキを食べるのは、少し恥ずかしい気もしていたのですが、今度試したくなりました。

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