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『365日でわかる日本史』(八幡和郎著)を、オーディオブックで聴き始める。

八幡和郎(著)『365日でわかる日本史』を、オーディオブックで聴き始めています。

以前、『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』という本を買ったのですが、未だに「積読本」として本棚に鎮座しています。

最近、本屋さんに行くと、こういったよく似たタイトルの本が並んでいます。
「1日1ページ読むだけ」と聞くと、誰でも簡単に賢くなるような気持ちになります。
1年後には、教養で満たされている自分を想像するのです。

しかし、読書を毎日続けるというのは、そんなに甘いものではありません。
いつのまにか読まなくなっているのが読書です。

本を読むということは、意外とエネルギーの消費は大きいのです。
非常に効率の悪いことなのです。
効率が悪いからこそ、身につきやすく、記憶に定着しやすいという面があります。

本を読むということは、文字という情報を目で認識し、言語化されたもにを脳内で音声に切り替えてから思考します。
オーディオブックの場合は、直接音声を耳で認識するので、文字を目で認識してから音声に切り替えるという過程が必要でなくなります。

著者には大変失礼な表現になってしまうのですが、オーディオブックは、「聞き流し」ができます。
そういう気軽さが、オーディオブックのメリットなのですが、わからないことばが出てきても、そのまま流れていってしまうというデメリットがあります。

紙の本を読んでいると、わからないことばが書かれていると、意味を検索して調べたくなります。
ひとつのことばを調べると、関連することばの意味まで知ることができることもあって、どんどん教養が深まっていきます。

紙の本とオーディオブックは、目的によって使い分けるといいのではないでしょうか。
私の場合は、ベースは紙の本を読み、シチュエーションのよって補助的にオーディオブックを利用するというスタイルで楽しんでいければと思っています。

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