【読書】垣根涼介(著)『極楽 征夷大将軍』まだまだ読み終えることができない。
垣根涼介(著)『極楽 征夷大将軍』を読み続けています。
ようやく「第三章 朝敵」を読み終えて、「最終章 敵対」に漕ぎ着けました。
私はこの本を、Kindleで読み始めたのですが、スマホの画面に出てくる、読書の進捗率を表すパーセンテージが、読んでも読んでもなかなか進んでいかないのです。
他の本との併読をしていた期間もあったのですが、集中して読み進めると大概の本は、2日間くらいあれば読み終わるのですが、この本は中々手強いです。
けっして、読み辛い文章ではありません。寧ろ読みやすい文章で、内容もとてもフランクです。それなのに読み進まない原因は、文字数です。
電子書籍で本を読んでいると、その本の重みだとか厚みを実感することができません。
著者の垣根涼介さんのオフィシャルサイトを見ると、紙の本だと560ページあるとのことです。ページ数だけ聞くと、少し長い目での本なのかなという程度ですが、実は二段組なのです。
私はこれまで、二段組の本を読んだことがありません。もし、この本を書店で手に取っていたら、文字だらけのページを見ただけで、購入するのをやめていた可能性が高いです。
元々1700枚あった原稿用紙を、1350枚まで削ったといのですから、恐れ入ります。
読むことだけに徹しても、1ヶ月以上もかかっているのに、これだけの文章を書ける小説家って、信じられない人達だなと、改めて感じます。
この作品は、第169回直木賞受賞作品ですから、読まれている人は多いと思いますが、大体どのくらいの時間で読まれているのでしょうか。直木賞の選考をする人も読んでいる筈なので、選考委員の方も大変だなと思います。選考委員の方も作家さんなので、自分の作品を執筆しながら、人の作品もたくさん読まれているのです。
私には、絶対に出来ない職業です。
こういう長い小説を読むことによって、読書に対する自信がつきます。
そして継続力と忍耐力もつきます。
ある意味、登山にも似たところがあります。一歩一歩、歩き続ければ、絶景が見える山頂にたどり着くのです。
さあ、頑張って最終章を読み進めていきたいと思います。
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