【読書】井原忠政(著)『三河雑兵心得<八>小牧長久手仁義』を読み進める。
井原忠政(著)『三河雑兵心得<八>小牧長久手仁義』を読み進めています。
第二章「表裏比興之者」まで読み終えました。
信州小諸城に派遣されている、徳川家の足軽大将である植田茂兵衛は、惣奉行大久保忠世の命を受け、普請中の上田城を表敬訪問します。
そして、真田父子と対面です。
このとき、父の真田昌幸は37歳、長男の源三郎信幸は18歳、次男の源二郎信繁は1歳年下の17歳です。
真田昌幸と植田茂兵衛は意気投合し、「三方ヶ原の戦い」や「長篠の戦い」といった過去の戦について語り合います。
対談は平和浦に終わりました。
この後、徳川家は豊臣秀吉との対決が待っています。「小牧・長久手の戦い」です。
その後、沼田城をめぐっての第一次上田合戦、関ヶ原の戦いでの第二次上田合戦と、真田家と徳川家との確執は続きます。
そして、大坂の陣では、次男の真田源二郎信繁が大暴れします。
このとき、誰もそんな未来が来ることは、想像もできません。
恐らく、『三河雑兵心得』シリーズでも、そういった真田家との対決が描かれていくのだろうと思うと、この先、読み進めていくのが楽しみです。
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