
田中泰延著『読みたいことを、書けばいい。』|文章コラム❶:広告の書き方|キャッチコピーの極意
田中泰延著『読みたいことを、書けばいい。』という本を読み進めています。
現在、第一章「何を書くのか」を読み終えたところです。
この章の最後に、興味深いコラムが収められています。
コラムのタイトルは「広告の書き方」です。
著者の田中泰延さんは、株式会社電通で、24年間コピーライター、CMプランナーとして活躍をされた方です。
私自身、今年の春にセールスライティングの講座を受講したのですが、このコラムには、「なるほど」と思わされることが多く書かれています。
セールスライティングだけでなく、商品やサービスの販売をしている人には、とても役にたつコラムです。
広告は、商品やサービスのメリットを伝えるのでは不十分です。
大切なのは、その商品を購入したり、サービスを受けた人の生活や人生がどのように変わるのかを伝えることです。
例えば、「食洗機を使うと食器が綺麗になり、節水もできる」というだけでなく、「家族との会話の時間が増えて、家庭が明るく楽しくなる」という言うように、ベネフィットを伝えます。
また、コラムでは広告のキャッチコピーについても触れられています。
最近はスマホやパソコンの画面を見ている時間が多くなり、テレビCMを見る機会が少なくなりましたが、そこし前に好きだったのは、コスモ石油の「ココロも満タンに」やシャープの「目の付け所がシャープでしょ」があります。
また、Appleの「think different (違うことを考えよう)」もいいですね。
テレビCMは短い時間で、見ている人に印象を訴えなければならないので、15文字くらいまでにまとめる必要があるそうです。
これはテレビCMだけでなく、本のタイトルも同じようなことが言えます。本書『読みたいことを、書けばいい。』のサブタイトルに「人生が変わるシンプルな文章術」も、短くわかりやすくて、興味を惹かれます。
さすが、元電通のコピーライターです。
この先「第2章:だれに書くのか」「第3章:どう書くのか」「第4章:なぜ書くのか」と続いていきます。
この本を読み終えた後、私の生活や人生、そして文章がどのように変わるのか、今から楽しみにしながら読んでいきます。