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オイルショックの頃の話。
昭和の時代の話。
1973年(昭和48年)にオイルショックというのがあった。
街中からトイレットペーパーがなくなるという騒動があった、あのオイルショック。
そのころの話。
オイルショックの頃の話
トイレットペーパーではなく、「ちり紙」
テレビを見ていて驚いた。
我が家は大阪府といえども、かなり田舎の方に住んでいた。
都会ではトイレットペーパーを使っているんだ、という驚きと同時に憧れだった。
我が家では、丸いロール型のトイレットペーパーではなく、30センチ四方くらいの四角い紙のタイプのを使っていた。
そう、「ちり紙」と言うやつだ。
「ちり紙」という言い方は上品な言い方で、我が家ではストレートに「便所紙」と呼んでいた。
トイレはもちろん汲み取り式だった。
あの四角い「ちり紙」はいつの間にか見なくなったが、一応アマゾって見るとなんと売っていた。
恐るべきAmazon。というか需要があることにびっくりする。
灯油の値上がり
小学2年生だった私は、中東での政治的な問題によることが原因だなんていう難しいことはわからず、石油を掘り過ぎて近い将来なくなってしまうものと思っていた。
確かにそういうようなことも世間では言っていたような気がする。
とはいえ、我が家には石油ストーブすらなかった。
暖房器具といえば火鉢か煉炭炬燵だったので、石油がなくなってもそんなに困らんな、と浅い考えで過ごしていた。
テレビは白黒テレビ
当時はカラーテレビが普及し出した頃でもあった。
テレビの普及率は100%に近かったが、カラーテレビ普及率はまだ10%以下だった。
当然我が家は白黒テレビ。
日曜日の夕方の『サザエさん』のオープニングで、サザエさんが「この放送はカラーでお送りします!」と言っているのを見て、「嘘つくな!」と毎週怒っていたのを覚えている。
最近の原油価格の値上がり
最近になって原油価格が高騰しており、ガソリンの値上がりがニュースになている。
オイルショックの頃の日本の自動車保有台数は、漸く3,000万台に達するところだったが、現在では8,000万台を超えている。
自動車は移動には欠かせない交通手段となっており、影響は大きい。
ガソリンは、トイレットペーパーのように買いだめができない。
流石にトイレットペーパーを買いだめする人はいないと思うが、
令和の石油ショックに、何らかの備えをしておく必要があるのかもしれない。