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【読書】板谷敏彦(著)『日本人のための第一次世界対戦史』

本棚の「積読本」のコーナーを眺めていると、『日本人のための第一次世界対戦史』という文庫本の背表紙と目が合いました。
手にとってみると、約半分くらいのところに栞が挟まれています。前半のページには、たくさんの付箋が貼られていて、学びながら読んでいた形跡が残されています。notionの読書記録表を確認すると、2023年12月29日に購入した本でした。

日本人にとって、日清戦争、日露戦争、そして第二次世界大戦のインパクトがあまりに大きすぎて、第一次世界大戦のことについて、あまり語る人が少ないのが現実です。
日本が参戦していたとはいえ、主な戦場がヨーロッパだったからなのでしょう。しかし、日本も参戦していたのは、間違いのない事実なのです。

第一次世界大戦は、1914年に始まり1918年に終戦しました。今から約100年前の戦争です。若い人たちにとっては100年も前のことだという意識かもしれませんが、60年生きてきた私にとっては、わずか100年前の出来事なのです。

歴史の本をいろいろと読んでいると、100年という世紀の単位の感覚がとても短く感じてしまいます。
紫式部が源氏物語を描いた平安時代から、関ヶ原の戦いまでが約600年です。そして、関ヶ原の戦いから現在までは424年です。

今も地球上から、戦争は無くなっていません。理由はいろいろとあるのは理解しますが、戦争をすることによって得るものは何なんでしょうか。戦争をする目的は何なのでしょうか。考えても本質が良く分かりません。
これは平和ボケというものなのでしょうか。
僅か100年では、世界はそんなに大きく変わらないのかも知れません。

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