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【読書】山室寛之(著)『1988年のパ・リーグ』を読了。〜あの頃が懐かしい〜

今から35年前、関西にはパ・リーグの球団が3チームもありました。
南海ホークス、阪急ブレーブス、近鉄バファローズの3チームです。

1988年に、南海ホークスがダイエーに売却し、本拠地を福岡に移転しました。
そして同じ年に、阪急ブレーブスが、オリエントに売却しました。
オリエントは、同時にオリックスと社名変更をし、本拠地は西宮のままとしました。

1988年と言えば、バブルの時代の丁度真ん中あたりです。
バブルという言葉は、バブルが弾けてから浸透した言葉なので、当時の人たちは、これがバブルだとは夢にも思っていませんでした。

そんな中でダイエーは、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長を続けていました。
南海ファンだった私にとって、ホークスのダイエーへの身売りは、大きなショックでした。
大阪では俄かに、身売り反対運動なんかも起こりました。
閑古鳥の鳴く大阪球場に、ずっと足を運んでいた私にとっては、反対運動をする前に、何でもっと球場に応援に行ってあげなかったのかと、不思議に思ったものです。

15年後に、あの勢いのあったダイエーが経営破綻に追い込まれ、ソフトバンクにホークスを身売りすることになるとは、その時は誰も考えていませんでした。

近鉄バファローズもオリックスと合併し、関西にあるパ・リーグのチームは、オリックス・バファローズだけになってしまいました。

『1988年のパ・リーグ』を、懐かしみながら読んでいると、テレビから、セ・パ交流戦の結果がダイジェストで流れてきました。
何故か、1988年10月19日の、川崎球団で行われた、ロッテ対近鉄のダブルヘッダーを、思い出しました。


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