【読書】『カラスは飼えるか』を読了〜あなたの知らないカラスの世界〜
子供のころ、メジロを捕まえて飼っていたことがありました。
今はメジロだけでなく、野鳥を捕獲して飼育することは、法律で禁止されています。
ゴルフ場に行くと、カラスの鳴き声を良く耳にします。
ティーショットでチョロッた後に、「カアー!」って鳴かれると、バカにされた様な気持ちになります。
カートに食べ物を置いておくと、間違いなくカラスに持って行かれます。
食べ物でなくても、携帯電話を持って行かれる事もあります。
クラブハウスに戻って、携帯電話がない事に気づいて、慌てて電話を掛けたら「カアー!」ってカラスが電話に出たという話です。
これはさすがに作り話ですが、携帯電話を持って行くのは本当です。
私は、朝のウォーキングをしている時に、カラスに襲われたことが何度かあります。
この本を読んで、その理由がわかりました。
カラスは、意味もなく人を襲撃する訳ではないのです。
ちゃんと理由があって、人を襲うのです。
カラスのことを、好きって言う人はあまりいません。
カラスのことを好きって言っている人の事を好きな人も、あまりいないでしょう。
この本を読むと、カラスのことが好きになります。
少なくとも、カラスに対する偏見は無くなります。
そして、カラスのことが大好きな、著者の松原始さんのファンになります。
読みながら、何度も声を出して笑ってしまいました。
世の中にはいろんな本がありますが、私はこういう本が好きです。
本との出会い、そして著者との出会いを作ってくれる、本屋さんに感謝します。