『言葉にする習慣』(さわらぎ寛子 著)を読了|言葉にすることを習慣にすると、人間関係や将来の不安が解消する。
さわらぎ寛子著『言葉にする習慣』という本を読了しました。
著者のさわらぎ寛子さんは、24年間コピーライターとして活躍してきた方です。
食品から鉄道まで、様々な業種の広告を手がけ、書いたコピーは3万件以上に及びます。
現在は、「言葉を仕事にする」という理念のもと、講座やセミナーを実施している、コトバワークス株式会社の経営者です。
インターネットが普及したことによって、言葉にするスキルの重要性が高まりました。
昭和の時代のように、言葉にしなくても態度で示すという時代は終わったのです。そして、いくら頭の中でいいアイデアが浮かんでも、言葉にできなければ、誰からも評価されることはありません。
また、考えているとおりに言葉にできなければ、思わぬ誤解を生んでしまうこともあります。
毎日、たくさんの人とお会いして会話をしますが、言いたいことが伝わってくる人と、今ひとつ何を言いたいのか分からない人がいます。
それは、人に伝わる言葉にするスキルの差なのです。
『言葉にする習慣』には、人に伝わる言葉にするための方法が、分かりやすく書かれています。
例えば、伝えたいことだけを言葉にするのではなく、エピソードや例え話を入れるといった方法です。
そういったテクニックを知り、実際に言葉にしてみることが大事です。
そして、それを習慣化することによって、意識しなくても言葉にする力が身についていきます。
言葉にするとは、何も声に出して話すことだけではありません。
文章にすることも、言葉にすることのひとつです。
私個人的には、まずは文章力を身につけることが大事だと感じます。
分かりやすい文章、伝わりやすい文章、そしてその目的を意識することが、言葉にすることの基本です。
自分の思いや考えをまとめる習慣、相手に伝える習慣を実践することによって、その基本は強化されていくのです。
更にその習慣は、人間関係や将来の不安の解消にもつながるのです。