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オーディオブックで聴く、太宰治名作集|オーディオブックは2度以上聴くことで、より深く楽しめる。

Audibleで太宰治を検索していると、「太宰治名作集」なるものを発見しました。
『走れメロス』や『人間失格』などの代表作も含め、58作品が収録されています。
全作品の再生時間は、37時間45分に及びます。

早速、最初に収録されている『魚服記』を、車での移動中に聴き始めました。
車を運転しながら読書を楽しめるのが、オーディオブックの大きなメリットのひとつです。
しかし、車を運転中は様々なことに注意を払う必要があり、また、仕事のことなど、いろんなことを考えてしまい、物語りに集中力を向けられない部分ができてしまいます。

『魚服記』も、おおまかなストーリーは追えていたのですが、終盤になると内容が曖昧になってきて、聴き終えたときには「えっ、どういうこと?」という思いが残りました。
結局、もう一度聴き直すことにしたのです。

人間の脳は、マルチタスクが苦手だということを、改めて実感しました。
これまで、オーディオブックでいくつかの作品を聴いてきて、2回か3回ほど聴き直すことで、作品をより深く楽しめるということがわかってきました。

経験を重ねるうちに、オーディオブックを聴くコツも少しずつ掴めてきています。
本当は紙の本で読むことが理想ですが、日常の生活の中で、少しでも小説の世界に浸る時間を長く持ちたいという思いから、これからもオーディオブックの利用を活用していきたいと考えています。

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