【読書】『眠れなくなるほど面白い社会心理学』から学ぶ、人間の不思議。
『眠れなくなるほど面白い社会心理学』という本を読んでいます。読んでいると、改めて人間というのは、不思議な生き物だと感じます。
この本には、人間の様々な行動について仮説を立て、実際に実験をして検証した事例が書かれています。
例えば、数人の小学生に知能(IQ)テストを行った後、テストの結果に関係なく、無作為に選んだ生徒を選出し「この生徒たちはIQが高かったので、今後成績が伸びます」と伝えます。
そして、半年後にテストを行うと、知能が伸びると伝えられた生徒の成績が上がったのだそうです。
教師は、IQが高いと伝えられた生徒に対して、授業中に接する機会を多くし、好意的な態度をとっていたそうです。
根拠はなくても、人間というのは、期待をしてしまうのです。
これを「ピグマリオン効果」と言います。根拠のない予言が実現するという事例です。
『眠れなくなるほど面白い社会心理学』を読むと、人間の行動や発言の原理が理解できます。そして、自分のことを客観的に見ることができます。
社会心理学を学び、その知識を上手く利用すると、これからの人生がより豊かになるでしょう。
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