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【読書】福井智明(著)『はじめてのお掃除起業』を読了。

鎌倉のお寺に行くと、廊下や畳はいつもピカピカに磨かれており、それだけで気持ちが落ち着きます。
臨済宗などの禅宗のお寺では、掃除は何よりも重要なことなのです。
鎌倉のお寺に行ってから自分の部屋に帰ると、直ぐに掃除をしたくなります。
しかしながら綺麗な状態は、長続きがしないものです。
まだまだ、修行が足りないのです。
そういえば最近、部屋の掃除をしていません。
最後に掃除をしたのは、1ヶ月以上前の事だと思います。
それでも生活をしながら、適当に片付けはしているので、ゴミ屋敷のようになっているわけではありません。

フローリングの角には埃が溜まってきていますが、生活に困るようなことにはならないのです。
掃除よりもやりたい事が沢山あるので、優先順位がどうしても下がってしまいます。
お寺の様にいかないのが、残念です。

日本人は、自分の生活する場所は自分で掃除をするという文化があります。
しかし、高齢化が進んでくると、そうもいかない人が増えてきます。
特に、換気扇やエアコンは大変です。
また、お風呂やキッチンなんかの水回りは、定期的にプロに任せた方が綺麗になります。
そう考えると、お掃除といいうビジネスは、益々需要は高まってくるものと思われます。

お掃除をビジネスにするには、ある程度の技術、知識、道具は必要になりますが、やる気になればいつからでも、誰でもできる、ハードルの低いものだと思います。
自分の為ではなく、困っている誰かの為に掃除をして、そして喜ばれる仕事というのは、魅力があります。

定年後の生き方の選択肢の一つとして、参考にしたいと思い、この本を買いました。
やらされる仕事よりも、やりたくて楽しみながらやれる仕事を探しているところです。

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