【読書】馳星周(著)『少年と犬』を読了。
馳星周(著)『少年と犬』を読了しました。
西へ西へと向かっていた犬は、とうとう目的の少年に出会うことができました。そして、間に合ったのです。
読みながらずっと『ハチ公物語』や『フランダースの犬』を思い出していました。どちらも悲しくて、切ない物語です。
『少年と犬』も、読む前からそんな予感がしていました。そしてやはり、特に最後の章は、涙を流しながら読みました。
私の実家でも昔、犬を飼っていた時期があって、息子が小さい頃、よく一緒に散歩に行ったのを思い出します。
息子は犬に、弟のように、そして友だちのように話しかけていました。犬もそれに、何か応えているようでした。
YouTubeで、1歳くらいの小さな子どもと大型犬が遊んでいる動画を、よく見かけます。とても微笑ましい、動画です。ああいう動画を見ると、子どもと犬というのは、何か通じるものがあるんだなと感じます。
久しぶりに、涙を流しながら読む小説に出会いました。
本屋さんに行けば、たくさんの本が並んでいます。笑える本もあれば、勉強になる本もあります。感動する物語りや、悲しい物語りもあります。本は様々な世界に連れていってくれます。本の数だけ、ドラマがあります。だから、読書はやめられないのです。