【読書】井原忠政(著)『三河雑兵心得・砦番仁義』|第二章:信康という男
井原忠政(著)『三河雑兵心得・砦番仁義』の第二章「信康という男」を読み進めているところです。
文章術の勉強をしたり、小川哲(著)『君が手にするはずだった黄金について』を一気読みをしたり、また、出張先でゴルフをしたりと、この本を読むペースが遅くなってしまっています。
完全にインプットよりアウトプットしている時間の方が長くなってしまっている状況です。
漸く、第二章に入ったところです。
本の情報
『三河雑兵心得・砦番仁義』
著者:井原忠政
発行日:2021年2月13日
株式会社双葉社
『三河雑兵心得シリーズ』の第5巻
『三河雑兵心得シリーズ』は2024年2月18日現在、全13巻まで発売されています。
徳川家康の言葉
浜松から岡崎への赴任の命に対して、不服を言った家臣に向けて、徳川家康が言った言葉です。
この言葉、今の社会でも通用することではないでしょうか。
組織として戦っている以上は、個人的にやりたくない仕事だからとか、言っている場合ではないのです。
確かに、上司も言い方には注意しないといけませんが。
武将目線ではなく雑兵目線
『三河雑兵心得シリーズ』の面白いところは、徳川家康や織田信長と言った有名な武将の目線ではなく、資料に残っていない、雑兵目線で書かれているところです。資料に残っていないフィクションではあるからこそ、リアルな表現ができるのです。
最終章は「切腹」
最終章のタイトルは「切腹」です。
今回の物語りの最後には、徳川家康の嫡男、松平信康の切腹という悲しいシーンが待っているはずです。
これまで、この物語りではたくさんの人の死が描かれています。
戦国時代は、命の重さというのは、残念ながら人によって大きく違うのです。