【読書】原田ひ香(著)『古本食堂』〜茅ヶ崎の本屋さんで購入。
神奈川県茅ヶ崎市にある、「とまり木」という古本屋さんに行ってきました。
こちらのお店はシェア型の本屋さんで、いわゆる棚貸しのタイプです。
神保町なんかにある古本屋さんと違って、とてもアットホームなお店でした。
こちらで、手にとって購入した本が、原田ひ香(著)『古本食堂』という小説です。
古本屋さんで古本屋さんの小説を購入するという、変な経験をすることになりました。
購入した本には、棚のオーナーさんのメッセージが挟まれています。
こういうところが、シェア型の本屋さんで本を買う楽しみの一つでもあります。
同じ小説を読んだ人との気持ちまで、シェアできたような気持ちになります。
仕事では、「シェアを伸ばせ」とか「シェアを確保しろ」とか言われて、シェアという言葉に対して、あまりいい印象を持っていないのですが、こういう場合のシェアは、とても気持ちのいい響きです。
原田ひ香さんの小説は、以前『三人屋』という作品を読んだことがありました。
『三人屋』も、美味そうな食べ物がたくさん登場したことを思い出します。
最近、重い内容の小説ばかり読んでいたのですが、原田ひ香さんの小説なら、少しホッとできるのではないかと思い、購入に至りました。
食べるものが出てくる小説を読むと、間違いなく幸せな気持ちになります。先ずは、小川町の「笹巻けぬきすし」なるものと、神保町の「ボンディ」のカレーを食したい気持ちになっています。