【読書】山下裕貴(著)『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』を読み進める。
山下裕貴(著)『完全シミュレーション 台湾侵攻戦争』を、読み進めています。
私は、歴史小説が好きで、これまでたくさん読んできました。歴史小説では、様々な時代に色んな国同士の、又は民族同士の戦が描かれています。それらは、史実に基づいたフィクションであったり、近代史になるとノンフィクションであったりします。
歴史小説は、殆んど他人事のように読めますが、近い未来に起こる可能性のある戦をシミュレーションした物語りを読むというのは、非常に辛くて恐怖を感じます。
過去を振り返ると、まさかそんな事が起こる筈がないということが、実際に起こっています。「想定外」という言葉が、当たり前のように、普通に使われるようになりました。ということは、想定していることは、起こるものと考えておくべきなのです。
国としてはその為の準備はしているのでしょうが、国民はできているのでしょうか。富士山の噴火や東南海地震のように、起こる可能性が高いことに対して、殆んど準備はできていないように感じます。正直に言うと、私自信もできていません。
軍事的な知識が薄くて無責任なことは言えませんが、ロシアのウクライナ侵攻の状況を見ていると、日本の防衛力は、本当に大丈夫なのかと、心配になります。
Googleマップを改めて見てみると、台湾の西側に位置する与那国島との距離は、中国大陸と台湾の距離よりも少し短いことがわかります。その与那国島の北西に、よくニュースに出てくる尖閣諸島があるのですが、Googleマップだと、相当アップにしないと、どこにあるのか見つけることはできません。
何も、九州の鹿児島からかなり離れたところにあり、政治的なことや歴史的なことを考えなければ、何でここが日本なの?と、思ってしまうくらいです。
中国が台湾を侵攻した場合、日本は中立を守ることは不可能です。そもそも今現在の立場を考えても、中立とは言えません。完全な中立を目指すなら、スイスに倣わなけれなりません。
有事の為に準備をすべきとは思っても、残念ながら何をどう準備して良いのか、全く分からないのが現状です。
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