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【読書】垣根涼介(著)『君たちに明日はない』 「File5.去り行く者」を読み進める。
垣根涼介(著)『君たちに明日はない』の、「File5.去り行く者」を読み進めています。いよいよ、最終章になります。
この作品が刊行されたのは、2007年です。2007年の頃といえば、日本の政界では、小泉政権が終わって混沌としていました。それでも経済的には、名目GDPが僅かずつながらでも成長を続けていたのです。
ただ、一部の企業では、リストラというものが行われていたようです。
本当の地獄を見るのは、翌年のリーマンショックの後です。2009年には、あのトヨタ自動車が赤字に転落します。自動車産業だけでなく、日本が得意とした大手電機メーカーも軒並み赤字決算となりました。
そして、ようやく回復の兆しが見えてきた矢先の2011年、あの、東日本大震災が発生します。
今から思い返すと、本当に日本の危機が続いていた頃でした。
企業というのは、最終的には個人の事情よりも、組織の事情を優先します。
残念なことかもしれませんが、それは仕方のないことです。
いつ、どのようなことになっても大丈夫なように、自分を磨き続けるしか、防衛策はないのです。
今更ながら、もっと勉強して、スキルを身につけておけばよかったと反省する、今日この頃です。