『絵を見る技術』(秋田麻早子著)第5章:名画の裏に構造あり
秋田麻早子(著)『絵を見る技術』を読み進めています。
この本は、今年の6月に買って本棚に並べており、気が向いたときに少しずつ読み進めています。
これまで、「フォーカルポイント」、「視線誘導」、「バランス」、「色」について学んできました。
そして、第5章では、サブタイトル『名画の構造を読み解く』にもなっている「構造」です。
「構造」と聞くと、とても難しくてとっつきにくいイメージがあります。
しかし、『絵を見る技術』では、実際の名画に線を入れた図で解説がされているので、すぐに理解ができます。
名画には、全てがあるべき場所に必然的に置かれています。
例えば、絵画にも上座と下座があります。
ボッティチェリ「ヴィーナスの誕生」の場合、主役のヴィーナスが真ん中に存在し、他の人物が左右に描かれています。
同じ大きさで描かれていても、描かれる場所によって意味が含められているのです。
このような知識を得ることで、名画を視覚だけでなく、脳内で考えながら見ることができるようになります。
論理的な思考を、名画を見ることによって磨かれるのです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?