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夏の登山を安全に楽しみましょう。

2022年7月17日(日)の日本経済新聞に「夏の自然を安全に楽しもう」という社説が掲載されていました。

昨年7〜8月の山岳遭難件数は533件で、うち死者・行方不明者は46人だったとのことです。
そして、遭難者で目立つのは中高年で、50歳以上が6割超を占めるそうです。



登山をした人全体のうち、50歳以上の割合がどのくらいだったのかこの記事では分かりませんが、少子高齢化が進む中で、中高年の割合が増えているものと思われます。
確かにニュースや新聞では、中高年の山の遭難の情報が多いように感じますが、もしかしたら中高年が遭難をした報道を多く流されていて、若者の遭難についてはあまり報道していないのかもしれないのかもしれません。
そうやって、私たちは情報に操作されている可能性もあります。

記事の見方を変えると、山で遭難した人の4割は50歳以下だったということも事実です。

インターネットやSNSの弊害についても記載されています。
ネット上の情報をうのみにして、初心者が難しいルートに挑戦したり、不十分な装備で登ったりして、遭難するケースがあるとのことです。

確かにそういうケースもあると思いますが、インターネットの情報があるからこそ、経験が浅くても的確な装備を備えたり、行動に慎重になれたりすることの方が多いように私は感じます。

水の事故については、水難者の2割が中学生以下だったと書かれています。

中学生以下が2割というのが、多いと感じるのか、少ないと感じるのかは人によってまちまちです。
これも見方を変えると、8割は高校生以上のある程度常識のある大人が水難事故に遭っているということです。

全体の記事を読んで、山の遭難では50歳以上が6割と書いて、水難事故では中学生以下が2割と書かれています。
違和感を感じてしまうのは私だけでしょうか。

この社説を読んで、夏の登山を楽しもうとしている私にとって、少し水をさされたような気持ちになったのですが、改めて登山などの自然の中での行動には慎重にならなければと、真摯に受け止めたいと思います。


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