【読書】板谷敏彦(著)『日本人のための第一次世界大戦史』を読み始める。
板谷敏彦(著)『日本人のための第一次世界大戦史』という本を、読み始めています。
第一次世界大戦から、100年以上が経っています。世界には、第一次世界大戦を経験した人は、ほぼ存在しなくなりました。しかし、記録としては、確実に残されています。
第一次世界大戦の戦場は、主にはヨーロッパ大陸でした。ヨーロッパは、日本から遠く離れているため、日本が参戦したといっても、影響はほとんどありませんでした。
しかし、その後の世界情勢は、確実に日本も巻き込まれていくことになります。
第一次世界大戦を知るには、戦前の世界情勢を知る必要があります。その辺りは、薄くてもいいので、大航海時代からイギリスの産業革命、そしてフランス革命について知ることで、理解が深まりやすくなります。
フランス革命までの戦争は、王家の争いであったり、宗教戦争が主でしたが、第一次世界大戦後は、国民の争いとなりました。
世界中で何故戦争が繰り返されてきたのか、そして今もなくならないのは、その原因を追求しないと前に進みません。いや、追求すればするほど前進するどころか、後退するのかも知れません。
人間は、他の動物に比べて、記憶力が良すぎて、その上、記録に残す技術も習得してしまったので、問題を複雑化させてしまっているのです。
一層、記憶力を衰えさせて、記録を全て抹消してしまえば、平和になるのかも知れません。
歴史を学ぶということは、現代を学ぶことにも通じます。
例えば、鉄砲の仕組みと進化を学ぶと、日本史で言えば戦国時代から現代までの戦争の歴史を見る目が違ってきます。
歴史を見る目が変わったところで、平和になる訳ではないのが、悲しいところです。武器の威力が増せば、より一層、強力で殺傷能力のある武器を、作り出そうとするのです。そしてとうとう、人類が作り出した武器によって、自ら滅亡の危機に晒されるところまで来てしまったのです。
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