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ハラスメントについて考える。

セクハラという言葉が流行語大賞を受賞したのは、平成元年のこと。
もう30年以上も前のことだ。
それから何とかハラスメントという言葉が沢山生まれている。

そこで今思いつく各ハラスメントについて、自分なりに検証をしてみた。

ハラスメントについて検証

セクシャルハラスメント

日本で最初に認知されてハラスメント。
このハラスメントがクローズアップされてから、社内恋愛が減ったような気もする。
その代わり、ネットを使ったマッチングアプリが当たり前になった。
近い将来、メタバース婚というのも流行るのかもしれない。

パワーハラスメント

セクハラより10年以上遅れて一般的に使われるようになったパワハラ。
組織に入って何年かすると部下を持つことになり、部下への指導というスキルが求められる。
指導をしていく中で、ある一線を越えるとハラスメントということになる。
このある一線が難しい。
時代と共に変化しているし、指導をされる側も感じ方は色々だからだ。
しかし最近は、指導される側の感じ方次第というのが通用しなくなってきている。
周りにいる人たちが不快感を持つような言動も、ハラスメントとなる。

モラルハラスメント

全てのハラスメントがこのモラルハラスメントに該当するような気がする。
倫理や道徳に違反した嫌がらせという風に解説をされているが、そもそも倫理や道徳という言葉の幅は広い。
パワハラが表立ったハラスメントに対して、モラハラは陰湿なハラスメントというイメージだ。

アルコールハラスメント

流石に一気飲みは最近見なくなった。
そもそも飲み会や宴会自体が堂々とできない状況が続いている。
飲めない部下を無理矢理誘うことアルハラとなる。
アルコールが入ると基本的に人は性格が変わってしまうので、あまり部下とは飲みに行かない方がいいのかもしれない。

カスタマーハラスメント

カスハラと略されると最初は意味がわからなかった。
法人と法人との取引でも、実際に接するのは生身の人間同士である。
企業間取引には売り手と買い手の関係が発生し、当然買い手の方が立場が有利になる。
買い手の方は、自社から求められている使命として少しでも安く仕入れをしようと売り手の営業マンと交渉をする。
その交渉の仕方次第では、カスハラに該当する恐れが出てくる。

マタニティハラスメント

産休や育休の取得は、今では当たり前になっている。
有給休暇の取得に対しても、厚生労働省は法的に色々と定めている。
「マタハラはダメ」と社員に指導すると同時に、企業は労働者が休暇を取れる仕組みを作らなければならない。

ジェンダーハラスメント

セクハラと分ける必要がないような気もする。
女性差別が圧倒的に多いが、男性への差別も該当する。
要は、仕事をする上で男性も女性もないということ。

リモートハラスメント

自宅で仕事ができるテレワークの推奨はとてもいいことだと思う。
しかし自宅というプライベートな空間と会社が繋がるということには、多少なりとも違和感があって当たり前。
最初は珍しさからついつい、プライベートな空間に興味を持ってしまう気持ちもわかる。

「鬼滅の刃」ハラスメント

小学生の頃、土曜日に「8時だよ全員集合」を見ないと月曜日は仲間はずれになった。そんな感じ。
なんでもハラスメントと言ってしまうのもどうかと思うが、本気で不快な思いをしている人がいるなら問題だ。

コミュニケーションは大事

職場のハラスメントを防止するには、コミュニケーションが大事だとよく言われる。
確かにコミュニケーションは大事だが、人との会話を多くすれするほどハラスメントのリスクは高まる。
コミュハラというのもある。
コミュニケーションが苦手な人に、会話を強要するようなことはしてはいけないのである。

自分なりのハラスメント対策として

普段からの自分の言動と、周りの人から言われて感じたことなどをよく検証をし、自らの生き方をアップデートしていくしかない。



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