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【読書】垣根涼介(著)『室町無頼』を読みながら、ゴルフのことを考える。

私は仕事柄、ゴルフを時々やります。
時々しかやらないようなゴルフなので、上手くなる筈がありません。
毎回、コンペではブービー賞争いの常連です。

それでもたまに、ティーショットでバカ当たりすることがあります。
そんなときに限って2打目は、チョロってしまいます。
ティーショットでのナイスショットを全く活かせないのです。
素人ゴルファーあるあるです。

原因は、力の入りすぎです。
ゴルフボールは、力づくで飛んでいくものではありません。
ゴルフは、いかに力を抜くかというスポーツです。

『室町無頼』を読んでいると、才蔵が師匠から棒の使い方を伝授されるシーンがありました。
師匠曰く、

「ほどよい加減に、腕や肩、腰の力を抜く。百ある力を八十から六十くらいにまで抑え、敢えて残りの力溜めておく。ただし、棒を繰り出す速さは常に百じゃ。速さと力は違う。ここを心得よ。その力でも棒先に自らの重みを乗せ、的確に突けば、敵は倒れる。…… 」

新潮文庫 垣根涼介(著)『室町無頼(上)』p.292

まさに、ゴルフのスイングと同じです。
しかし、頭では分かっていても、想うようにできないのがゴルフです。
ひたすら、体に染み付くまで練習をするしかないのです。

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