上念司著『経済で読み解く日本史|室町・戦国時代』を読み終える。|戦国時代とはいつなのか。
上念司著『経済で読み解く日本史|室町・戦国時代』を読了しました。
室町時代、特に「応仁の乱」以降の混乱期について、あまり詳しく知らなかった私にとって、とても勉強になる1冊でした。
戦国時代とは
本書を読み終えて、改めて「戦国時代」とは具体的にいつからいつまでなんだろうと考えるようになりました。そもそも定義がないので、正解は存在しないのかもしれません。
そこで、AIアシスタントのGeminiさんに質問してみました。
すると、一般的には次のような説が挙げられています。
私個人の考えでは、1467年の「応仁の乱」が始まりで、1615年の「大坂夏の陣」までとするのが最も納得がいきます。
そして、この期間を以下の二つに分けて捉えています。
前期は室町時代、後期は安土桃山時代という分け方になります。
室町時代の終わりは?
室町時代の終わりについても、興味深い事実があります。
一般的には、1573年に足利義昭が織田信長によって京都を追放された年をもって室町時代の終焉と言われています。
しかし、足利義昭が正式に将軍を辞任したのは1588年です。
追放されてからも15年は名目上の将軍であり続けたのです。
そして1597年まで存命だったので、豊臣秀吉が亡くなる1年前まで生きていたことになります。
あの残忍なイメージの強い織田信長ですが、義昭のことは追放したのみでした。
これは私にとって、意外な事実でした。
続きは「安土桃山時代」へ
本書は『経済で読み解く日本史シリーズ』全6巻の1巻目です。
次は、第2巻『安土桃山時代』へと続きます。
室町幕府の終焉後、日本の貨幣経済がどのように変化していくのかなど、日本史の深い部分について、新たな発見ができることを楽しみにしています。