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【大宮さんぽ】鉄道博物館(てっぱく)に行ってきました。

埼玉県は大宮にある、鉄道博物館(てっぱく)に行ってきました。


0.何故行こうと思ったの?

何故てっぱくに行こうと思ったのかというと、「チケットを戴いたから」でした。てっぱくには、2009年に家族で行ったのが一度、あとは昨年だかに仕事絡みで行ったのが一度。せっかくチケットを戴いたので、久しぶりにゆっくり行ってみようかなと。土日や春休みは混みそうなので、1月の平日をチョイス。
あ、ちなみに、てっぱく、火曜定休なので要注意です! 博物館美術館は月曜定休のところが多いからここも月曜定休かと思って、初めは火曜日に行く計画を立てていました。危ない危ない。

1.SSで行く? UTで行く?

てっぱくへは、大宮からニューシャトルで一駅。さて、私の住んでいる横浜から大宮まではどうやって行こうか。
京浜東北線乗りっぱ、は、やったことあるけど時間が掛かるので今回は除外。
となると、SS(湘南新宿ライン)とUT(上野東京ライン)の二択です。

※SSとかUTとか言ってるあたりでお察しください的な感じですが、ちょっと鉄分濃い人です。

SSは、横浜から横須賀線経由で渋谷や新宿を通って北上。UTは、横浜から東海道線経由で上野や東京を通って北上。
目的地がSSでもUTでも行ける場合、個人的には、仕事や待ち合わせなど時間を気にする時にはUTを使っています。所要時間自体はあまり大きくは変わらないのですが、何かあった時に振替とか他の路線とかの選択肢がUTの方が多い気がして。
で、今回みたいに時間を特に気にしないのであれば、SSにします。新川崎駅手前で、富士山がよく見えるから。

というわけで、SSに乗りました

が……

曇って見えなかったぁ!
UTデモヨカッタネ……

2.えきさんぽ

大宮でJRを降り、まずはスタンプラリーをやりにいきました。今開催中のラリーで、大宮でも押せるものがあったのです。

Maxやまびこ

Max号、MaxときやMaxたにがわ(上越新幹線)にはチラッとしかふれられてなく、Maxあさま(長野新幹線)に至っては一言もありません。どうしちゃったのでしょう。
むー、と思いながらニューシャトルへ乗り換えに行こうとしたのですが、何やら鉄道グッズのお店を発見。

誘惑の多い駅でした

ニューシャトルの改札までは、迷子になったり寄り道したりしなければ5分ちょっとでたどり着くと思います。

ニューシャトルのホーム。
英語でも「てっぱくは次の駅」と書いてある

てっぱく最寄り駅までは、一駅3分。

こんな子に乗ってきました
鉄道博物館駅構内にあった、
鉄道デザインのプリクラ機
ガチャガチャも鉄道系が多い
プラレールも飾ってある
改札の中に電GOあるのは初めて見た
ニューシャトルの改札を出たところ。
てっぱく直通です
ちなみに駅の外はこんな感じ

3.てっぱくさんぽ

駅からてっぱく入口までの通路が凝っています。見落としがち(私も今回知りました)だけど、頭上も要チェックです。

床には、開館(2007年)当時の新幹線の時刻表
上には、開館当時の新幹線ダイヤのダイヤグラム!
凝ってるゥ
SLの前で記念撮影できます
修学旅行列車の前でも

では、中に入ります。

転車台の回りにぐるっと

本館のメイン展示。古くは蒸気機関車から新しいものでは新幹線まで、いろんな車両が沢山。どれも近くまで寄れるし写真も撮れるし、中に入れる車両も多くて嬉しい!
今回私は自分が乗ったことのある車両しか見てこなかったけれど、いまにもっと昔の車両もじっくり見たくなる時が来るのかもしれない。

あさかぜ!

寝台で一番回数乗ったのは、多分あさかぜです。あとは、1985年ぐらいに上野から秋田まで寝台で行ったんだけど、あれは何だったんだろう。あけぼの?

懐かしい!

と言っても、実際には私は「あさかぜ」では2名個室「デュエット」に乗っていたから、このタイプ(開放B寝台)は「北斗星」と「あけぼの」しか知りません。……いや、これを書きながら思い出しましたが、高校の修学旅行の帰りは、長崎から横浜まで開放寝台で帰ってきたのでした。あれは何だったのかしら。
ちなみに、上に書いた1985年の時は、進行方向と同じ向きのベッドだったか? そんなことないか。でも3段だったかも? 確か寝台は車掌さんが作るの手伝ってくれてたような?

VRを使った北斗星の展示も
何か中央線いる!
感動のあまり写真ボケてるけど、立川行です

オレンジの中央線、2000年頃までは走ってたかな? 大学の頃はこれだったような。

ロングシート
昔はこんな構造の列車多かったなぁ
国電(!)路線図

これは随分昔のだな。
根岸線が洋光台までしかないし、横浜線の駅も随分違う。私の記憶よりも更に前のですね。

200系!
つるんとした正面顔がかわいい
下からも見られる
上からも見られる

200系が雪の中を走行する様子を観られるVRもあり、そこは足元では新幹線の振動を感じられるようになっていたり、画面からは冷たい風が流れて雪の感覚を味わえたり、細かいところまで凝ってるなぁと感心しきり。

0系は別棟に
こちらも正面顔がかわいい

0系は本館にもちょっとあって、ホーム下の清掃作業員さんの紹介がされています。

右下に作業員さんの人形が2名

実際の車両はやはり大人気。さらに、15時台には転車台の実演もあるみたいでしたが、広すぎてちょっと疲れてしまいそうなので、早めに撤収することにします。
というわけで、他のフロアへ。

ここからちょっと?マニアックな観方を始めてしまいました。

ジオラマ。手前には動物園も

ジオラマコーナーの右手に、この日は使っていない(車両入れ替えしてるのかも?)車両たちがいまして。

んっ? あの上から2段目の奥にいるのは……
あ・れ・は!
E2あさま!!!!!

実は私は、ご縁があって、E2系あさま大好きなのです。「うちの子」呼ばわりをしてしまう、もはや偏愛と言っていいレベル。ちなみに、同じE2系で東北新幹線や上越新幹線で今も走っているのもありますが、それはそんなに好きじゃないのです。
E2あさまはもうすべて引退して廃車になってしまいこの世にはいないのだけど(てっぱくに保存展示にならなかったのがとても残念)、東北のE2が現役だからか、あさま引退時や引退後のグッズも少ないし、あまり取り上げられることがないのです。
というわけで、とにかくE2あさまを見るとテンションが上がる私。
ここからは、新幹線の歴史についてのコーナーに行くので、とにかく「うちの子」を探しました。

いたー!
あさま、やまびこ、なすの、あさひ、たにがわ。
どれも懐かしい

上の段の写真、「長野行新幹線に登場したE2系」って説明が付いているけど、訂正の痕跡が。「長野新幹線」とでも書かれていたのかなぁ。

ポスターも。この波形のマーク、大好きだった
車内の写真。懐かしすぎる
昔のポスター。
光っちゃってるけど、右から2番目がうちの子
長野〜上田間(長野駅近く)かな

とまぁ、当然それほど多くはなかったのですが、うちの子の痕跡をしっかり見つけて、だいぶ満足です。やーん。

他にも、懐かしい展示がいくつか。

こんな券売機だったなぁ
駅の窓口。
「トクトクきっぷ」のラクダさん、見覚えがある
窓口の裏側。奥の切符の機械?が懐かしい
これ。その日一番初めに買うと、切符の裏側に
赤鉛筆の印があったように思います

祖父が国鉄の駅員さんをやっていたこともあって、いろいろと感慨深い。

ひとしきり観て感動したところで、小腹も空いてきたのでごはんを探します。

4.てっぱくごはん

フルサービスのレストランと、ファストフードみたいなカフェ、とがありましたが、混み具合と自分の疲れ具合から、フルサービスのレストランへ。
他に、博物館内で売られている駅弁や、持ち込んだ食べ物を、展示されているいくつかの列車内で食べることもできます。

ここでワイワイ食べるのも楽しそう
レストランは、食堂車風
卓上のライトもそれっぽい
北斗星の食堂車の資料も展示されています
いろいろと懐かしい

メニューを見ると、「食堂車のビーフカレー」が多分人気なのだろうけれど、可愛らしいフレンチトーストセットにしました。

食器も北斗星の!

お昼時をずらして行ったこともあって、ゆったり食べて、ちょっと食休みもしたり。
そして、まだ観ていないエリアもあったのですが、体力を使い果たしてしまうのを避けるべく、そろそろ帰ることに。
お土産屋さんを覗き、エキタグスタンプラリーの認定証を戴き、もと来た道を帰ります。

スタンプラリー完遂!
館長さんの直筆サイン入り
濃い一日でした!

5.SSで帰る? UTで帰る?

ニューシャトルに乗り大宮駅に着こうかというところで、あることに気づいて愕然としました。それは、
「企画展、観てきてないよね??」
ランチ食べながら館内のマップはちゃんと見て、最低限観たいところはもう観た!と思ったのに……企画展を見逃すなんて、博物館好きとしては何たること。
もう一度博物館まで戻って、再入場を相談してみようかしら、と本気で数分悩みましたが、体力的な観点から断念しました(どんだけか弱いんだろうか)。

さて、帰りはUTにします。ここはそれほどのこだわりはなく、早く出るのがUTだったというだけでした。

往きと帰りで経路を変えたくなるのがマニアさん

滞在時間は4時間ちょっとでしたが、いやあもうぐったりです。楽しかったけどぐったりした理由を考えてみると、

・広大な展示に普通に体力を奪われた
スニーカーで行って正解だったなぁ、と毎回思わせられるここ、てっぱく。スニーカー、ジーパン、リュック、という「めっちゃ歩く気満々な人」のスタイルで行ったけれど、それでもいとも簡単に打ち負かされてしまいました。

・濃密な思い出巡りに心の体力も奪われた
子供の頃こんな電車乗ったなぁ、とか、あそこに旅行した時にこの車両見覚えがあるなぁ、とか、いたるところで思い出振り返りスイッチが強制的に発動されるのです。思い出にたぽんたぽんと浸るのも、回数が多いとそれはそれでエネルギーを使いますね。

と、こんなところでしょうか。
様々な年代の車両が展示されているので、どの年代の人もそれぞれに思い出があって、きっと楽しめる。
てっぱくは、思い出に浸る博物館でもあるんだな、と思った冬の一日でした。

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