【精神疾患】「統合失調症」幻覚・妄想を主症状とする精神疾患
こんにちは、Medです!
今回は「統合失調症」を取り上げます。
「うつ病」と同様に、誰でも罹患するリスクはあるにも関わらず、社会的には奇異の目で見られやすい疾患です。
よく事件が起きた時の「精神鑑定」で、「刑事責任能力がなかった」とされる場合かと思われますが、世の中の事件化率をみても、「クラスターB者」の方が圧倒的大差で事件化率が高いとされています。
今回は、そんな「誰でも罹患リスクがある」にも関わらず、色んな「偏見」で見られやすい「統合失調症」についてスポットを当てていきたいと思います。
当ブログ執筆にあたり、参考にさせて頂いた各種参考サイト様、画像サイト様には心より感謝の意を表します。
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今回の記事内容については、捜査機関の捜査内容を妨害するものではありません。
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当方の記事の中で「診る」という言葉を使用する場合があります。これは、当方が「診察する・治療する」という意味ではなく、読者の方が「鑑別すべき・判断すべき」という意味です。
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①「統合失調症」とは?
◆概要
統合失調症は「Schizophrenia」とも言います。
この疾患は、「幻覚」や「妄想」などといったものを主症状とし、「思考吹入(すいにゅう)」などの「自我障害」なども見られる精神疾患で、精神疾患の中でも「精神病圏」と最も重い病態です。
かつては「精神分裂病」などと言われていました。
はっきり言って、同じ「統合失調症」と言えど、その症状はその人その人で全く異なります。
人によっては、「幻聴だけ」の人も居れば、「対象が歪んで見える」人も居ます。
この後者の症状を呈した人物で有名なのが、「ルイス・ウェイン」という猫を描く画家です。
彼の描く猫は非常に好評を博しましたが、晩年にウェインは「統合失調症」を発症。
症状の経過によって変わる彼の作品を見ることで、彼が見ている世界を垣間見ることができます。
この絵を見る限り、こんな状態では誰も近づいて欲しくはないでしょうね。
どんなに健全な人でも化け物のように映ってしまい、誰が誰かも分からない上に、社会からは奇異の目で見られる二重の苦しみとの戦いを常時強いられているのと同じです。
◆分類
主に3つの型があります。
A.破瓜型
「はかがた」と読みます。破瓜とは、以下にもありますが、主に「思春期」のことです。
思春期~青年期までの発病が多く、喜怒哀楽の起伏の減少、意欲の低下など陰性症状から始まり、「人格荒廃」に至る予後不良の型です。
B.緊張型
青年期に突然発症しますが、「精神の核」が破壊されないため、意外にも予後良好である場合もあるとのこと(精神医学講師談)。
C.妄想型
30代前後の発症が多く、「幻覚」「妄想」を主症状としますが、コミュニケーションは保たれ、「人格荒廃」なども見られません。
②診断基準
◆アメリカ精神医学会(DSM)による診断基準
診断基準は以下の通りです。
「妄想」とは、いくつか種類がありますが、代表的な5つをご紹介します。
「幻覚」とは、次の5つの種類があります。
◆DSMを元にしたセルフチェック表
では、上記の「診断基準」を元にした「セルフチェック表」を提示したいと思います。一つ目と二つ目はどちらか一つ、合計二つ以上でかなり疑わしいです。
ただ、このセルフチェック表でも「否定」するかもしれません。
それぐらい、当事者にとっては「現実味」を持ち、「修正が困難」な疾患なのです。
学生時代の精神科医の講師が話していたのは、「修正が困難なこと」でした。
例えば、一人暮らしなのに「同居していない男性の声が聞こえる」とか、「(音源が近くにないにも関わらず)何か音楽のようなものが聞こえる」という訴えが、実に「現実味」を持ち、「それはおかしいでしょ?」と修正を加えても、「いや絶対に聞こえる!」と修正が困難な病態です。
ただ鑑別しなければならないのは、「ソシオパス」など、「ガスライティング」などの習性を持つ人物による実害の可能性を排除する必要性があることです。
昨今では、スマホ、パソコン、ネット、SNSの普及が容易となりました。
反面、あらゆる「結束」が「ガスライティング方面」に向かってしまった場合、対象者は「被害妄想」や「関係妄想」などと混同される危険性があるためです。
「ガスライティング」についてはコチラを参考にしてください。
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③「専門家」による解説
◆精神科医①
統合失調症について解説します。実は身近な脳病です。
◆精神科医②
統合失調症について
どちらの動画も、「幻覚・妄想」の件や「服薬治療の早期開始」の重要性に触れています。
2つ目の動画にもあったように、「完治」は現在の医療では困難であり、一時的に「良好な状態」を「寛解」と言います。
逆に「服薬」を「自己判断」で止めてしまうなどして、「悪化」してしまうことを「増悪」と言います。
いずれにせよ、「早期発見」と「早期治療開始」が重要ですね。
④まとめ
この疾患が発覚した場合は、早期に薬物治療を開始する必要性があります。
現在は、徐々に副作用の少ない治療薬が徐々に開発され、早期の治療開始が、予後の経過にも大きく作用します。
うつ病と同じく「精神病圏」であり、「増悪」と「寛解」を繰り返すことがありますが、適切なコントロールをすることで、円満な社会生活を送っていけることもあります。
「自らに不安がある場合」や「身内に不安がある場合」は早期受診、早期発見、早期治療をできるようにしていきたいですね。
逆に何らかの「実害」があった場合には、「妄想」と混同されないように適切な対処が必要です。詳細はコチラをご覧ください。
最後まで閲覧して頂き、ありがとうございました。
健全な方が少しでも安心して暮らせるようなブログ執筆を目指してまた頑張ります。
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⑤関連リンク集
⑥参考・引用など
・ルイス・ウェイン wikipedia
・カラパイア/猫を描き続けた画家、ルイス・ウェインに関する真実
・青山会 関内クリニック
・破瓜期 コトバンク
・統合失調症 ハートクリニック
・幻覚 wikipedia
・ガスライティング wikipedia
・統合失調症について解説します。実は身近な脳病です。
・統合失調症について
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