中高生のリーダーシップ開発
岡山県山間部に設立された「ユースセンターまぁぶる」さんにて、中高生、大学生世代向けに、リーダーシップ研修と題して、自分らしいリーダーシップの発揮と、チームづくりについて2時間の講座を実施した。
目的は、子どもたちの「より主体的な活動」を引き出すこと。
この講座での目標は、子どもたち自身が自分らしいリーダーシップに気づき自信を持ってもらうこと。
結果として、6名の中高大生、社会人にご参加いただき、誰もが持っている自分らしいリーダーシップの発揮やチームでの役割につて実感頂いた。
僕が帰った後、参加してくれた中高大生が自発的に振り返りをやっていたとお聞きしており、次回はいつやるのかとの要望がったとのことなので、彼ら彼女らの主体性を引き出せたと言える結果となった。
生い立ちや憧れ
僕自身が、岡山県高梁市川上町で生まれ育ち、津山高専を卒業するまでの20年間を岡山県の山間部地域で過ごした。就職を考えるようになった頃には、都会への憧れと、一方では、自分は通用するのだろうかという迷いもあった。そんな山間部育ちでも、大企業に就職し、日本や海外でも充分に活躍してきた経験がある。
就職してからの自分を振り返ると、会社は僕の主体的に考えて行動することを高く評価してくれていたことは間違いない。例えば、事業企画をしていた時に、目標は上層部と握るけれど、やり方については、自分で全国の支社支店を回って集めた情報をもとに施策を立案し、それを実行することで、任せてもらえていた。そして結果を出してきた。
答えのない現代に、いかに自分で選択肢を見つけ、選び、それを正解にしていく思考回路や行動は、子供の頃に田舎の風景の中で、いかに楽しく遊ぶかを考えて実行してきた、その体験によって身についたものだと自分なりに振り返って思う。
これは勝手な仮説かもしれないが、地方の子どもたちは、都会の子供達に比べ、いわゆる学業としての学校や塾での勉強の機会が少ないことで、都会育ちの子たちに対する劣等感があるかもしれない。ただ、上述の僕のように、自分なりに学んだことがたくさんあるはずである。
特に、リーダーシップなんて言葉を使うと、少人数クラスの中で限られた人しか持っていないものだったし、私はそういうのと無縁だと思っている人もいるかもしれない。
そういった子どもたちが、皆、自分らしいリーダーシップをちゃんと育んできているということに気づき、自信を持って行動できる機会が増えたら、その後の人生がどう拓けてくるんだろう。
そんなことを考えながら今回の講座を企画し、ユースセンターまぁぶる(NPO法人manabo-de)様の協力を得て、開催に至った。
講座の内容
受講後の感想
思ったことは何でも伝えた方がいいと思ったし、相手の意見をちゃんと最後まで聞くことが大事だと感じた。チームメンバーには、語彙力不足でちゃんと伝わらなかったかもしれないけど、ちゃんと聞いてくれてありがとう。
リーダーには向いていないと思っていたが、リーダーシップには色々あることがわかって、自分の強みを活かしたリーダーシップを発揮したい。メンバーには、自分が「困ってるよ」を言ってもいい雰囲気をくれて、みんなに助けてもらえて嬉しかった。
結果を先に求めるのではなく、関係性を作ることを学んだが、今日の即席のチームでも、関係性作りがうまくいったので、結果も出たと感じた。感謝の気持ちを伝えないと、伝わらないこともわかった。
今までのリーダーシップのイメージは、みんなをまとめられるような人というイメージだったが、今日の話を聞いて、私にもできそうだと感じた。関わり方も色々あることがわかったので、やれそう!
結果を求められすぎて、何も言えない状態が今まであって自信がなくなっていたんだけど、自分にもできることがあるってことがよくわかった。「困ってる」を言ってくれたので、自分も役割を感じて、動けることを感じた。
最初に「カッコいいことを言わない」と言われたが、自分自身がいつもカッコつけていることがよくわかった。カッコつけず、自分らしく振る舞うことが、仲間と異チームを作る秘訣だと感じた。
僕が帰宅した後、参加者達が自発的に振り返りを始めたそうです。彼ら、彼女らが何かを感じ、主体性が芽生えるきっかけになったと、講師として嬉しく思っている。
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終わりに
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