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第5回「和歌山出張スペシャル前編 / ゆっくりするパーティーとダサい曲をかけるパーティー」 ゲスト:諸行亭夢常
「めっちゃエイリや〜ん」第5回目は、DJ MIGHTY MARSとイラストレーター鈴木裕之による和歌山出張編!
去る8月17日に和歌山バグースで行われた「ゆっくりするパーティー」と関西から、話題沸騰中の「ダサい曲をかけるパーティー」の全貌に迫ります。
パーティー翌日の余韻たっぷりな雰囲気で「めっちゃエイリや〜ん」第5回「和歌山出張スペシャル前編」スタート!!!
(2019年8月収録)
MIGHTY : はい!今日は、めっちゃエイリや~ん出張編です。
鈴木 : マイティーと僕、鈴木裕之の二人で出張しておりますけども。
MIGHTY : そうです。和歌山県に来てまして、昨日「ゆっくりするパーティー」っていうのが、和歌山のバグースであったんですけど、今日はそのバグースで収録しております。
MIGHTY : そして、今日はゲストが来てくれてます。
鈴木 : 前回のDODDODOに続き、スペシャルゲスト。
MIGHTY : 諸行亭夢常さんです。
夢常 : どうも!諸行亭夢常です!
MIGHTY : お!テンション高い(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : 昨日から今日にかけて一番大きい声出た(笑)。
一同 : 笑
夢常 : よく寝たんで。
鈴木 : イベントどうでしたか?お二人は。
MIGHTY : 終わったね。
夢常 : そうすね。
MIGHTY : これも、昨日録ろうか言うてたんやけど、もう疲れすぎて。
なんも出来へんかったな。フリーズしてたから。
一同 : うんうん。
MIGHTY : じゃあとりあえず、先に諸行亭夢常のプロフィールから見てる人に説明してもらっていいですか?
鈴木 : そやね。プロフィール。あんた誰?
一同 : 笑
夢常 : えーと、まず「ダサい曲をかけるパーティー」っていうのをやってます。そこからスピンオフ的な感じで「踊ってはいけないパーティー」、「ごはんにカレーをかけるパーティー」そして、この「ゆっくりするパーティー」っていうのをやりました。
MIGHTY : あー、今回がそのスピンオフの3回目って事やね。
夢常 : そうですね。
鈴木 : なんかのアフターパーティーで、今回の「ゆっくりするパーティー」の前身のパーティーがあったとか聞いたけど?
夢常 : あー!そうですね!そうです!「ダサい曲をかけるパーティー」のアフターパーティーで「ヒーリングミュージックをかけるパーティー」っていうのがあって。
MIGHTY : それは何年か前にやったの?
夢常 : それは3年くらい前に京都のVOXXN CAFEっていうカフェでやりました。
鈴木 : それは、マイティーは参加してないん?
MIGHTY : うん。その頃は、「ダサい曲をかけるパーティー」にも俺は出てないし。なんかそういうパーティーがあるっていうのは知ってたけど。
鈴木 : だいぶ初期の話やね。
夢常 : だいぶ最初期ですね。
鈴木 : それのグレードアップしたバージョンが今回の「ゆっくりするパーティー」。
夢常 : そうですね。で、内容も拡大解釈して。ヒーリングミュージックってなると・・・なんか・・
MIGHTY : うん。最初に「ヒーリングミュージックをかけるパーティー」をやりたいっていうのを夢常が言うてて、俺が去年からこのバグースでイベントをやり始めたんですよ。で、今年もやるっていう事で、それやったら環境的にも最高やしピッタシやん!って思って、一緒にやろかって話になって。
夢常 : そうですね。
鈴木 : バグースでイベントをしてるのはマイティーは恒例の行事なん?
MIGHTY : 自分主催では、今年で2回目やねんけど、その前から毎年和歌山のイベンターさんに呼んでもらったりしてて。
鈴木 : 去年はだいぶマイティー色が強めのイベントやったん?
MIGHTY : うん。去年は、フリーパーティーやったから俺の趣味でやってたけど、今年は、夢常と「ゆっくりするパーティー」っていうのをやりました。
で、さっきの話やけど、「ヒーリングミュージックをかけるパーティー」をやりたいっていうのを夢常が言うてたんやけど、それやとかなり限定されるというか、どうしてもアンビエント色が強くなりそうな感じがあって、それだけやと成立するのが難しそうやなって思ったから拡大解釈を。
鈴木 : それはそれで、やりきってもうたらヤバい感じもするけど(笑)。
MIGHTY : うん。まぁね。
夢常 : なんかこう、「ヒーリングミュージックをかけるパーティー」やと内省的というか、みんなが個人に入って行く感じになるんで、「ゆっくりするパーティー」やったら外に向ける曲もかけれるし。
MIGHTY : 例えば、「柴犬」とか「シベリアンハスキー」じゃなくて「犬」っていう感じ。「犬」で括る。
一同 : うんうん。
回想「ゆっくりするパーティー」
鈴木 : 手応えとしてはお二人はどうでしたか?
MIGHTY : バッチリじゃないですか?大成功じゃないですか?
夢常 : うんうん。お客さんも結構満足して帰ってくれたと思います。
鈴木 : 私も似顔絵で参加させてもらって。
MIGHTY : そうです!鈴木さんはどうでしたか?
鈴木 : 今回ね。イベント名にちなんで、「寝顔絵」っていう。
MIGHTY : 「寝顔絵!」
一同 : 笑
鈴木 : そう。布団に入って寝てる似顔絵を描くっていうのやらせてもらいました。
MIGHTY : 新しい(笑)。
鈴木 : 思いのほか手応えが良くて。なんか、今回一回だけで終わらすのは、なんか勿体ない気もしてる(笑)。
MIGHTY : なかなか「寝顔絵」、出来る所も少なそうやけど(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : 前回、「ダサい曲をかけるパーティー」にも声をかけてもらって、その時もダサいっていうのをテーマにビックリマンシールみたいなキラキラ(ホログラム)に不細工な似顔絵を描くっていうのをやらせてもらって。毎回似顔絵の趣旨も変えていくのも面白いかもって思った。
MIGHTY : わりと、テーマとか括りがあったら逆にイメージが広がるっていうのが面白いな。
鈴木 : そう。特に自分は、似顔絵屋じゃないと思ってるから、その都度、変えていった方が。変に固まっていったらただの似顔絵の人みたいになってまいそうやから(笑)。
一同 : 笑
MIGHTY : 似顔絵おじさん。
鈴木 : 別にそこを目指してるわけじゃないから。毎回テーマごとに内容を変えるのも面白いかなと思いました。そういうのも含め、今回トータルでゆっくり出来たんかなと。
MIGHTY : うん。お客さんもたくさん来てくれて。みんなそれぞれ好き勝手やってくれてたから、それがすごい嬉しかった。
鈴木 : いつも僕が行く様なイベントとは、また全然違う客層やったりしたのも面白かったし。
夢常 : あー、そうですか。
MIGHTY : 昨日のお客さんの感じすごい良かったですね。「ダサい曲をかけるパーティー」の感じともまた違うかった。ギュンギュンのギャルもおったし。
鈴木 : 「ダサい曲をかけるパーティー」は、わりとオシャレなシティ系の子らが多いイメージがあるけど、今回は、めっちゃパリピ的な(笑)。
夢常 : あー。
鈴木 : ああいうの良かった。
MIGHTY : ワイルドガイが多かった。
夢常 : 和歌山の人なんすかね?
MIGHTY : ね?わからへん。大阪の人も多かった。
鈴木 : このスチュエーションを目指して来てくれるっていうのが、すごいよね。
夢常 : ほんまにそうですね。
MIGHTY : わざわざこんな遠くまで。
鈴木 : 結構、簡単には来られへんもんね。
一同 : うんうん。
和歌山の楽園BAGUS
MIGHTY : 今回、夢常君は、選曲で心がけてた事はありますか?
夢常 : まず、クラブやと白いキャンバスの様なもので、色んなイベントが毎日のようにやってて、色んな世界観があるじゃないですか?けど、ここは海がデコーレションみたいなもので、海ありきで選曲をするっていう。だからいつもと違う選曲。
MIGHTY : そやね。イベントをやってるのが和歌山のバグースっていう場所なんですけど、海の家っぽい感じのカフェバーというか。
鈴木 : うん。若向きの。ヤングが来る。
MIGHTY : そうです。で、店の目の前にはビーチが広がってて、そのビーチサイドと、お店の中に入ると洞窟みたいになってて、土と建物が一緒になった様な感じの不思議な空間なんですけど。
毎年バグースではDJやってるんですけど、いつもね、記憶がボヤ~ってしてるんですよ(笑)。
一同 : 笑
MIGHTY : なんかね。蜃気楼的な、夢的な感じがあってすごい好きなんですよ(笑)。
夢常 : あー。
鈴木 : トリップ感が(笑)。
MIGHTY : なんか独特の磁場があるね。ここは。
パーティー翌日の集合写真(ind_fris、諸行亭夢常、鎮座DOPENESS、MIGHTY MARS、TECHNOMAN)
鈴木 : まぁシュチュエーション的に、ちょっと非現実的な感じがあるんかも。
海の家って言うたら普通に海水浴に行ってっていうイメージがあるけど、こういうカルチャーが融合してるってあんまりないから、それがまた夢っぽい感じがあるのかも。
夢常 : 僕、選曲してる時にパソコンのデスクトップを夕日とか、海のサンセットの壁紙にして、曲流しながらそれを見て、「合うかな~?合わへんかな?」みたいな感じでやってました。
MIGHTY : 笑
鈴木 : さっきから、なんかイケメンな事言うね(笑)。白いキャンバスとか、夕日をバックにデスクトップとか(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : 声だけ聞いてる人はどんな奴や?思てる(笑)。
夢常 : でも、今回すごい思ったのが、この曲は昼間の海に合うのか、夜の海に合うのかっていうので全然違って、でもそれって人によって違うっていうか・・・今までテレビとかで見て来たものの蓄積とか、学習の上でのイメージっていうのがすごい面白い。
だから今回は、僕の思う昼の海に合う曲っていうのを流しました。
MIGHTY : 夢常は、去年僕がやったバグースのイベントにも出てもらったんですけど、その時に海に行った事ないっていう話をしてなかった?
夢常 : そうです。
MIGHTY : 笑
鈴木 : 京都やから。
MIGHTY : けどそれ聞いてびっくりして(笑)。
夢常 : 海に遊びにいった事がないです。2回くらいしか海に行った事ない。
MIGHTY : すごいなそれ。そんな人おるんや~って思ってんけど。
鈴木 : けど、離れたら離れると思うけどねー。なんか家庭持ったり、彼女おったりしたら・・
MIGHTY : いやいや、けど産まれてからやで?
鈴木 : あーそやなー、子どもの時連れて行ってもらったとか。
MIGHTY : うん。そういうのあるやん?家族で子どもの時に海に連れて行ってもらった記憶とかが全く無いらしい。1回も。
夢常 : ないですね。
鈴木 : どこ連れて行ってもらってたん?
夢常 : 遊園地とか。そういう自然の所にあんまり連れて行ってもらった事ないですね。
鈴木 : 親がそういうの好きじゃなかったんかもね。
夢常 : なので選曲が全部空想なんすよ。
鈴木 : あ~、なんか妄想とかも入ってる感じ。
夢常 : うん。妄想。
鈴木 : で、海に行かない男がこういうシュチュエーションに放り込まれた時にどう思うわけですか?
夢常 : いや、もうなんか、ただただ圧倒されて・・・
昨年のMIGHTY MARS主催「MOONAGE DAYDERAM」@BAGUSの模様
MIGHTY : 去年とかびっくりしてたもんな。ここ始めて来た時。
けど、顔が真顔過ぎて。
一同 : 笑
MIGHTY : びっくりしてるのか何なのか、わからんけど、出てくる言葉だけ「すごいっす!」、「バグースやばいっす!」って言うねんけど、顔は真顔やねん。
一同 : 笑
鈴木 : 夢常君って基本的にいかなる場合でも真顔感あるよね。
夢常 : あー。それめちゃくちゃ言われますね。
ポーカーフェイスって。
MIGHTY : なんかさっきからカッコええ方を言うな〜(笑)。ポーカーフェイスとか(笑)。
一同 : 爆笑
MIGHTY : 真顔って言えばええのに、ポーカーフェイスって(笑)。
鈴木 : 自分をイケメンの方向に(笑)。
夢常 : 全然そんな事ないです(笑)。
鈴木 : 今回最後までその感じでいくつもり?(笑)
MIGHTY : そやで。白いキャンバスに始まって。
一同 : 爆笑
鈴木 : デスクトップを夕日に(笑)。
MIGHTY : ポーカーフェイスの男(笑)。
夢常 : 笑
MIGHTY : 常に真顔やから。DJしてるときもマジで真顔。
夢常 : あー、そうですね。
鈴木 : 多分、海見て感動してる真顔と、マイティーに怒られてるときの真顔と一緒と思う。
一同 : 爆笑
MIGHTY : 別に怒ってないやん(笑)。
だから、いつも思うねん。どんな感じで思ってんのかなぁ?って。
良かったんかなぁ?みたいな。
夢常 : あー。
MIGHTY : けど、心の中ではすごい良かったっぽいなとか。
夢常 : そうですね。
鈴木 : 言ってもらわなわからん(笑)。
MIGHTY : 結構、嫁はんにも言われるんちゃう?何考えてるの?って。
夢常 : いや。そんなことないですよ。
MIGHTY : そこら辺は、やっぱりわかるんかな。ちょっとした変化が。
鈴木 : 顔の色変わるとか。ちょっと白なるとか。
一同 : 爆笑
夢常 : 結構家とかでは、表情が和らぐかもしれないですね。だから外やと緊張してるんかも。
MIGHTY : 最初、うたげやで「ダサい曲をかけるパーティー」のブッキング貰った時も、ものすごい顔が強ばってて。逆にオラついてる感じあったもんな。
一同 : 笑
MIGHTY : ググッ!てきて、「出てほしいんですよ!」って(笑)。
鈴木 : けっこうグイッって来る感じ?
MIGHTY : 真顔がグイッと来る感じ。
一同 : 笑
鈴木 : MG(真顔がグイッと)やね(笑)。
MIGHTY : それを憶えてるわ。あの感じ。
夢常 : そうですか。やっぱり、オファーするときは真面目に。
鈴木 : はめ外したりする事もあるんですか?夢常君は。
夢常 : 「ダサい曲をかけるパーティー」の5回目の時にFPM(Fantastic Plastic Machine)の田中さんが出た時にテンション上がってしまって、テキーラも4杯くらい出て来て。。。
夢常 : 4杯目を飲んだ時に、メトロのDJブースで田中さんが回してる時に、DJのモニタースピーカーごと倒れました。
MIGHTY : うそ!?
鈴木 : 笑
MIGHTY : それは、気を失うみたいな感じ?
夢常 : そうです。
MIGHTY : うわ〜(笑)。
夢常 : 起きたら、朝の8時でメトロの楽屋で寝てました(笑)。起きたら誰もおらん。
一同 : 笑
MIGHTY : 気絶したんや。ちょっとやらかした。
鈴木 : 主催者不在。
夢常 : 後でみんなの投稿を見て「楽しそうやな〜。」って(笑)。
MIGHTY : 結構早い段階で倒れたん?
夢常 : そうすね。田中さんの時やから1時か2時。
MIGHTY : はやっ!主催者!(笑)
夢常 : で、僕が一番最後に回す予定やったんですけど、回せなかった。
鈴木 : 倒れた時もやっぱり真顔やったんかな?
一同 : 笑
夢常 : ポーカーフェイスで(笑)。
MIGHTY : まぁ、そんな時もありますよね。
鈴木 : 人間だもの。
昼の海と夜の海
MIGHTY : で、昨日色々海に合う曲を選曲してくれてたけど、昨日かけた曲から1曲何か夢常に紹介してもらおかな。何かありますか?
夢常 : あ〜、まず、僕は最初に昼に回して、夜は、バックトゥバックをみんなでやったんですけど、夜の海の時にかけた冨田勲の「月の光」。
鈴木 : あー。
MIGHTY : あれスペイシーやったね。良かった。
夢常 : あれをかけたかったなぁと。昨日満月やったし。「月の光」。
MIGHTY : 俺も同じで、最後に鎮座君と夢常とバックトゥバックをやった時に、たまの「海にうつる月」っていう曲を流してんけど。
夢常 : あー。
MIGHTY : まさかDJでかける時がくるとは!って思っててんけど、かけたくて。最高のロケーションでかけれた。
一同 : うんうん。
MIGHTY : ああいうのは、嬉しいよね。
鈴木 : 少なからずさ、主催者やから当然やろうけど、そういうコンセプトに基づいて選曲するやんか?ダサいとか色々イベントやってるけど、ゲストにおいてはみんな意識はしてくれてる感じなん?ぶっちぎってくる人とかも中にはいたりとかしないの?
MIGHTY : ぶっちぎるってのは、例えばどういう事?
鈴木 : コンセプトとは全然違う、我流でそのまま飛ばす人とか。
MIGHTY : あー。ゆっくりとかダサイとか関係なく。
鈴木 : そうそう。
夢常 : それはないですね。
鈴木 : やっぱ、みんなテーマには合わせてるんや。
今回のゆっくりの解釈も人によって違うからね。
MIGHTY : 今回は、わりと解釈が広いから昨日は良かったね。
夢常 : 色んな音があってよかったですね。
MIGHTY : 鴨田さんも鎮座君も良かったし。ind_fris、TECHNOMAN、USKも良かった。
JUN KAMODA、真保★タイディスコア、鎮座DOPENESS
DJ STYLISH aka 鎮座DOPENESS
JUN KAMODA
USK、TECHNOMAN、ind_fris
MIGHTY : で、和歌山の人たちにもすごい手伝ってもらった。キャッシャーも含めて、イベントの諸々を。
夢常 : メチャクチャありがたかったですね。
MIGHTY : めちゃくちゃ助かった。
和歌山の皆様ありがとうございました!
最後、急遽遊びに来てくれたK-BOMBさんとワカヤーマン。
鈴木 : ローカルパワー。
MIGHTY : うん。ローカルの人とがっちりやらないと、こういうパーティーは出来ないから。
夢常 : そうですね。
パーティーの大喜利的展望
鈴木 : いつもアーバンな感じやけど、こういうのもいいですな。
「ダサい曲をかけるパーティー」とか、「ゆっくりするパーティー」は、呼ばれればどこへでも行くよっていうのはあるんですか?来てほしいとかがもしあれば。
夢常 : そうですね。どうですか?
MIGHTY : え?俺!?
え、「ゆっくりするパーティー」に関しては、今はなんも考えてないかな。俺は(笑)。
夢常 : 今はそうですね(笑)。
MIGHTY : けど、「ダサい曲をかけるパーティー」とかは?
鈴木 : 色々声はかかってはいるんじゃない?
夢常 : そうですね。今年も愛知県で森道市場に参加したり。
鈴木 : 僕も似顔絵で行きました。
MIGHTY : そやね。だからこの間、鈴ちゃんも縁があって色々一緒になってる。
鈴木 : 未知の場所に呼ばれて何かやるっていうのは、いいもんですね。面白い。環境が全然ガラッと変わったり。
MIGHTY : 普段、鈴ちゃんは、家の中の仕事やもんな。
鈴木 : そやねん。だから、そういう出店、似顔絵依頼なんかもちょくちょくもらってる。
良いバランスというか。完全な隠居ではないという感じ。
MIGHTY : ライブとレコーディングみたいな感じやな(笑)。ミュージシャン的にいえば。
鈴木 : そうやね(笑)。だから、海外ともいいかもよ。台湾で「ダサい曲をかけるパーティー」やるとか。
一同 : あ〜。
鈴木 : 向こうの人に、そういう概念があるかはわからんけど。
MIGHTY : ダサいっていう事を楽しんだり、笑うっていう解釈があるんかな?
夢常 : あるんですかねー?
MIGHTY : まぁ、あるか。どこでも、ちょけたダンスとかキャラクターって喜ばれるもんな。
鈴木 : 海外出張編とかも面白そうやね。
MIGHTY : 今後もダサいは続けていくんですか?
夢常 : そうですね。続けていきたいです。でも、「踊っては行けないパーティー」とか「ゆっくりするパーティー」とかも含めて色々やって行きたいです。
MIGHTY : そういうのを絶対増やした方が良いと思う。大喜利的に。
夢常 : はい。面白いやろな〜みたいなのを思いついたらすぐやりたいですね。
鈴木 : 次のアイデアとか候補はある?
夢常 : ・・・ないんですよね。
MIGHTY : 常にそういうのは考えてたりするの?
夢常 : そうすね。
あ!あれがありますね。「穴からDJを覗くパーティー」。
鈴木 : あー、ラッキーホール的な。
一同 : 笑
MIGHTY : 風俗的な(笑)。
夢常 : DJブースを障子とかで囲んでみんな指に唾付けて、穴あけて覗くっていう。
鈴木 : 親のセックスを覗く様な(笑)。
一同 : 笑
夢常 : で、DJからはフロアが見えないようにして。そしたらDJって普段お客さんの反応見て選曲変えたりするけど、それが出来ない。だからミックスCDとかに近い、作品ぽくなるかなぁって思って、それも面白い。
鈴木 : 一蘭みたいな感じで、客席が全部仕切られてたり(笑)。
一同 : 笑
MIGHTY : そういうセットを作って事やんな?
夢常 : そうですね。でも、「穴からDJを覗くパーティー」は、お寺とかで一番やりたいです。
障子で囲んで、フードで一休さんの水飴とか出したり。
一同 : うんうん。
鈴木 : あと、あれやね。「行っては行けないパーティー」とかどう?
一同 : 笑
鈴木 : 客が行ったらあかん、前売りチケットとかは売るけど行ったらあかん。
MIGHTY : 面白いなそれ。けど、お客さんが満員になるとかめっちゃ面白い。
鈴木 : ソールドアウトってなってるけど、行ってみたら誰もおらんかったり(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : 「情報がないパーティー」とかは?
フライヤーも場所も全部シークレットやねん。
一同 : 笑
夢常 : それやばいですね(笑)。
鈴木 : 実態がわからん(笑)。
何時どこで誰がやってるかがわからん。
けど、何のこっちゃわからんね。音楽から離れていきそう。
MIGHTY : 逆にテーマが先に来過ぎるのも、難しくなるしな。
鈴木 : そやな。そればっかりになってしまう。
夢常 : まぁ、DJの人に普段とは違う感じでコンセプトを与えて、考えてきてもらうのが面白いかなと思いますね。
ダサいとは?問われる「ダサい曲をかけるパーティー」
鈴木 : 「ダサい曲をかけるパーティー」も、ほんまに捉え方は人それぞれやから、賛否両論もあるんじゃない?やっぱり悪い反応もあったりするんですか?
夢常 : 最初の頃は、ちょっとだけありましたけど、今は、ほぼほぼないですね。
鈴木 : なんか、twitterとかでたまたま見かけたんやけど、自分はダサいと思ってないのに、この曲がかけられててショックやったみたいなん。
夢常 : あー。
MIGHTY : 俺も最初、「ダサい曲をかけるパーティー」がVOXXN CAFEでやってて、知っててんけど。いうたら音楽オタクの人らが「トレインスポッティング」のCDとかを供養するみたいな感じの内容やんな?
夢常 : うんうん。
MIGHTY : で、その後にブッキングされた時に、「あ、もうこれはケンカ売られてる」と。
一同 : 爆笑
MIGHTY : とりあえず、これは全員ボコボコにしたろと。
鈴木 : 音でね(笑)。
MIGHTY : 音で音で。
で、はっきりいって俺はそういうノリが嫌いやってんやん。「トレインスポッティング」を馬鹿にするオタク。
鈴木 : あー、冷笑系。
MIGHTY : けど、まぁわかるねんけど(笑)。
それは、ヤンキーとかがオタクを馬鹿にするノリと同じやねんな。
で、それやったらボッコボコにしたろ思て。徹底的に。
で、「ダサい曲をかけるパーティー」に出てほんまにDJがダサかったら、ほんまに嫌やろ?
一同 : うんうん。
MIGHTY : やるんやったら、徹底的にしなあかんし、めっちゃ時間かけて完璧なセット組んで。
夢常 : 笑
MIGHTY : 時間も30分以内やし、短距離走でクイックミックスで繋げまくって・・・けどめちゃくちゃ悩んだ。ここ何年間で一番悩んだくらい。多分ゲストとかで出た人もみんな同じやと思うけど。
鈴木 : その声は、めっちゃ聞く。ノイローゼみたいになるってよく聞くもんね。
MIGHTY : そう。わからんくなるねん。何がダサいか。
普段はかっこいい曲しかかけへんやん。ダサイって概念で曲かけてないから、それがひっくり返るねん。
それで、かっこいい所を目指すってことになるから、逆説的になる。めっちゃ面白い。
鈴木 : 逆にDJとしての強度はつくよね(笑)。
違う所で頭使わなあかんっていう。
MIGHTY : 変な後遺症みたいなのが残るけどね。
鈴木 : あー。そっちにシフトしすぎたらヤバそう。
MIGHTY : そう。ズブズブなってまうけど。
鈴木 : けど、森道市場でマイティーのDJとか見してもらったけど、やっぱりお客さんをつかんでるもんね。盛り上げ方を心得てるというか。すごいなーと思った。
MIGHTY : もう今は、流れがわかって来た(笑)。
けど、最初は大変やった。夜中の2時、3時にSPEEDとか一人で選曲してたら頭おかしなるで。
夢常 : 爆笑
鈴木 : なんか懐メロの傾向に行きがちやけど、あくまでコンセプトはダサイやからね。
一同 : うんうん。
MIGHTY : で、さっきも鈴ちゃんが言うてたけど、ダサい曲と思ってなかった曲がかけられて、ショックやったって言うてる人。俺もそれは見た。
で、俺が見たのは「Dragon Ashがかかってて、僕はすごい好きやったけど、嫌な気分になった。」っていうのを見て。
鈴木 : あったよね。
MIGHTY : で、Dragon Ashをかけたのは俺やねん。けど俺、Dragon Ashめちゃ好きやから(笑)。
けど、そこやねん!そこの感覚。自分の恥ずかしさと、好きさを表現する所やと思うから。
そういうちょっと自分の隠したくなる所を、どうかっこよく、面白く表現するかって事をやってるから。
俺は、ほんまに嫌いな曲とか、ほんまにダサいと思ってる曲なんかかけへんから。
夢常 : かけないすね。i Tunesとか自分の中に入れときたくないですね。聞きたくないし、所有したくない。
MIGHTY : 俺らはDJやからほんまに自分の感覚にキた曲しか、かけへんから。
鈴木 : うん。ヘイトではないもんね。
MIGHTY : ヘイトではない。ラブ。
だから、ヘイトとかディスはない。
鈴木 : どっかで好きという気持ちがあるが故に。
一同 : うんうん。
MIGHTY : だから、僕は「ダサい曲をかけるパーティー」になんで出てるの?って言われたら、そこを強く言いたい。これはもう逆説やでと。一番カッコええ事でもあるんちゃうかと。
鈴木 : 「ダサい曲をかけるパーティー」の肝心な話を今してるけど、さっきの白いキャンバス発言からの流れで、夢常君これに関しては、まだかっこいい事言うてないけど、なんかありますか?
MIGHTY : ここは、オーガナイザーとして。言い出しっぺ。
夢常 : まぁ「ダサい曲をかけるパーティー」は、最初始めた時と今では考え方も変わって、さっきマイティー君が言うたように、ダサい好きな曲をかけてるっていうのがあるんですけど・・・最初はヘイトじゃないですけど、ほんまにダサい曲をかけるって言う要素も含まれてたと思うんすよ。
MIGHTY : うんうん。それも名前の通り当然やもんな。
夢常 : そう。やって行く上で、ずーっと考えてるんですよ。ダサいってなんやろ?って。その中でそういう風に変わって来たっていうのはありますね。で、大きくなればなるほどそういう事もちゃんと言うていかなあかんやろうし。
MIGHTY : そうやな。理解されづらいもんな。なんか、ただのチョケてる奴らみたいな感じになるから(笑)。
夢常 : そうそう。そうすね。
鈴木 : でも、結果としては、すごい集客もあるイベントになってるし。
MIGHTY : 回を増すごとにドンドンね。
夢常 : そうすね。反響はすごいです。
鈴木 : 前回の大阪編の時に、初めて僕も参加させてもらって、人が多くてすごいびっくりして。
MIGHTY : 鈴ちゃんの似顔絵も行列できてたやん。
鈴木 : 似顔絵もそうやけど、イベント自体が結構キャパーオーバーくらい人が入ってた。
MIGHTY : パンパンやったな。盛り上がったねー。
月台のオープニングパーティーっていうのもあってすごかった。
夢常 : 今後、イベントの出張も含めてなにかあれば言っていただければと。
MIGHTY : 諸行亭夢常まで。
夢常 : あと、スピンオフばっかりやってるので、ちゃんとした「ダサい曲をかけるパーティー」をやりたいですね。
MIGHTY : 今年はやるの?
夢常 : 今考え中ですね。
MIGHTY : 年末年始とか?
夢常 : いや、11月にもしかしたら。。。今調整中です。
鈴木 : 別に京都がホームって感じでもなく?
夢常 : あんまりそういうのは、考えてないですね。住んでるのは京都ですけど別に大阪でも良いし、京都にあんまり思い入れなくて。
MIGHTY : 夢常はずっと京都の人やんな?
夢常 : 京都なんですけど、中学から大阪の学校に行ってたんで、大阪とかが遊び場やったというか。
だから、そういう京都レペゼンとか全く無いですね(笑)。
MIGHTY : 京都レペゼンは、ないねや(笑)。
夢常 : そういうのはないですね(笑)。
MIGHTY : じゃあ、ちょっと関東とかの方も是非。
夢常 : あー、そうですね。
鈴木 : 関東の人はまだこれを味わってないんか。
MIGHTY : ないと思う。けど、色んな東京の人から聞くよ。東京でも見たいって話とか。
鈴木 : 歌謡曲ナイトとか、そういう懐メロみたいなんは、多々あると思うけど、こういうコンセプトでやってるイベントはないもんね。
MIGHTY : あと、沖縄とか北海道とか。北海道いいんちゃう?(笑)
「北の国から」的な(笑)。
一同 : 笑
鈴木 : それはそれで、非現実を味わえそう。こういうバグースでやるのと一緒みたいな感じで。北海道のシュチュエーションでそれに合わせたコンセプトで。
MIGHTY : 北海道のオーガナイザーさんお願いします。
夢常 : あと、「ゆっくりするパーティー」沖縄でやりたいですね。
鈴木 : それ、完結編みたいな感じやね。ハワイとか。
夢常 : 笑
MIGHTY : ご当地ものやったら(笑)?
各都道府県ごとに。
一同 : 笑
鈴木 : 夢常君てさ、顔が四角いやんか。DJ寅さんみたいな感じで、全国ダサい曲が入ったカバン持って旅したら?(笑)
一同 : 笑
MIGHTY : 真顔でサササッと用意して(笑)。
夢常 : ポーカーフェイスで(笑)。
鈴木 : 各地で恋して、ふられて。
一同 : 爆笑
(次回へ続く。)
「ゆっくりするパーティー」PHOTO by 寺内 尉士
ー 次回「めっちゃエイリやーん」は「和歌山出張スペシャル後編」!
夏の終わりの1曲を3人の思い出とともにお送りします♪
NEXT、夏の終わりの1曲はこちらから↓
Mixcloudでは、めっちゃエイリやーん第5回「和歌山出張スペシャル前編 / ゆっくりするパーティーとダサい曲をかけるパーティー」 のラジオ音源をお聴きいただけます。
アホ全快トークが聴けるこちらも要チェック!↓