とある機械技術者のメモ帳

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SalomeMecaによるヒータの非定常熱伝導解析

OpenCAE学会シンポジウム2023で実験とCAEのテーマで、本記事の解析事例をトレーニングを行いました。 トレーニングでは本記事のsalomemecaの解析操作、対象物のヒータの原理、測定の仕組みも開設しています。 数年前にという解析塾シリーズで実験とCAEの結果を検証した事例の本を読みいつか身近なものでできないだろうかと思ってて、やることができました。OpenCAE学会シンポジウム2023でトレーニングを行いました。 <解析塾秘伝>実測との比較で学ぶ!CAEの正しい

    • Fusion Simulation Extensionをやってみた:その2 音叉の固有振動数

      Fusion simulation Extensionは、Fusion360Extesionと呼ばれる拡張機能の一つで、Fusion360で使用した3DCADモデルを使ってCAEができます。使用可能です。 類似として、3D-CAD:SoildworksやCATIAの拡張機能としてCAE機能がついているのと同様です。 価格も210000円/年、26400円/月と必要な機能がカバーされていれば、他の商用のCAEよりもリーズナブルに使用可能です。 Fusion Simulatio

      • Fusion Simulation Extensionをやってみた:その1片持ちはりのたわみ

        Fusion simulation Extensionは、Fusion360Extesionと呼ばれる拡張機能の一つで、Fusion360で使用した3DCADモデルを使ってCAEができます。使用可能です。 類似として、3D-CAD:SoildworksやCATIAの拡張機能としてCAE機能がついているのと同様です。 価格も210000円/年、26400円/月と必要な機能がカバーされていれば、他の商用のCAEよりもリーズナブルに使用可能です。 Fusion Simulatio

        • 定規のたわみ

          CAEを使って解析対象物の応力や変形を計算していると、対象物がどうなっているか検証が必要です。(V&Vともいいます) 企業、公共機関、大学の研究所で使用しているような機材があるとよいのですが、高価でプライベートでは購入するのに躊躇すると思います。 身近にあるもので、CAEによる計算と実測をおこない、両者を比較しました。 <使用ソフト> ・モデル作成とメッシュ作成:SalomeMeca2021 for windows ・解析条件の設定、解析、解析結果の確認:PrepoMax

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        記事

          Joplinによるevernote代替法

          Joplin、obsidianは、Markdownによるメモアプリです。 これらソフトは、スマートフォンやPCからもデータを同期できるため、evernoteと同様の活用ができます。私が使っているメモを載せます。 1.Joplin、obsidianどっちを選ぶ?Joplinを選びました。 データをスマートフォンとPC間で同期を行う場合、Dropbox、googledrive、onedriveなどのクラウドストレージか、Joplin、obsidianから提供している有料クラウド

          Joplinによるevernote代替法

          2自由度のロボットアームの動き

          google colabによるpythonプログラミングに慣れることも考えて、計算しました。プログラミングにあたりchatGPTの支援を受けながら作成をしました。 1.今回の計算例2自由度のロボットアームの座標を計算する。 <条件> 腕1の長さ:1、腕2の長さ:2 腕1の角度:30°、腕2の長さ:45° <座標値> 腕1先端の座標(0.866,0.5) 腕2先端の座標(1.383,2.432) これらは三角関数の計算でできます。 腕1の場合 腕1のX座標 = 1*cos(

          2自由度のロボットアームの動き

          ヒータプレートの伝熱解析

          CAEは、SolidworksSimulation、CATIA、Abaqusなどのソフトがあります。 一方で、フリーウェアCAE(別名、OpenCAE)と呼ばれる、フリーウェアで開発したソフトがあります。 今回は、SalomeMecaというフリーウェアを使用して解析した事例を紹介します。 Monoistに掲載されていた構造物の熱伝導解析の記事をSalomeMecaで非定常熱伝導解析を行いました。 シーズヒータを内蔵したプレートををシーズヒータで1800秒(30分)加熱したと

          ヒータプレートの伝熱解析

          EvernoteのノートをObsidianへの移管

          2011年からメモソフトとしてEvernoteを使っていました。 パソコンやスマホとの同期も便利で有料版を使っていました。 Office365を契約すると、年間12000円程度でOfficeやOneDrive1GBまで使えるし、メモアプリのonenoteが使えることから、Onenoteへデータをevernoteを移管しようとしたら、失敗しました。 この経験を機に、データのバックアップを考えるようになりました。 例えば、 evernote自体はクラウドによるデータのバックアッ

          EvernoteのノートをObsidianへの移管

          Prepomaxでシェル要素の解析をやってみた

          片持ち梁の変位計算をシェル要素を用いて計算しました。 以前、解析を行った片もちはりの解析を行っています。 1.解析概要 板の長手方向端面を固定して、反対側の端面に荷重をかけたときのたわみを確認します。 モデル寸法:板:長さ1m、幅0.1m、高さ(厚み)0.01m       ヤング率:2.1x1011 MPa、ポアソン比0.3       荷重:-1,100N X方向:板の長さ、Y方向:板の幅、Z方向:板の高さ(厚み) <拘束条件> 1.端部(Fix)の底面を完全拘束

          Prepomaxでシェル要素の解析をやってみた

          対応業務/対応実績

          対応業務・講演 ご依頼・問い合わせは、お問い合わせフォームから入力をお願いします。 2024年の活動1月~ OpenCAE学会理事 2月~ 某社技術士試験講座の通信講師 2023年の活動3月~ 某社技術士試験講座の通信講師 6月~ OpenCAE学会理事 12月 OpenCAE学会でトレーニング担当   「SalomeMecaによるヒータの非定常熱伝導解析」      解析の事例は→  こちら 12月 OpenCAE学会でCAEのテーマを発表         「定規のた

          Salomemecaのデータを流用したPrepomaxで解析してみた。

          1.概要 Prepomaxは、CalculixをソルバーとしてGUI機能を実装した構造解析ソフトウェアです。 特徴は、3Dモデル(step,igs)があれば構造解析ができること、インストール時にレジストリの変更がないので追加削除がよい、容量が数百メガバイトと少ない、歴史の長いCalculixを用いているため計算結果の信頼性もある。3DCAD+Preopomaxがあればちょっとした開発も対応可能です。 一方、メッシュ作成が、ほかのソフトに対して弱く、バー要素が対応不可、ソリッド

          Salomemecaのデータを流用したPrepomaxで解析してみた。

          問題と課題

          技術士二次試験で論文を書くとよくいわれる問題と課題を意識して書けという説明があります。私の解釈として書いたものを挙げます。 1.問題と課題は、国語辞典と意味が違う国語辞典で意味を調べました。当時、私がこの意味を理解できなくて調べたことがあります。 <

          受験申込書をどうやって書く?

          受験申込書内の業務経歴詳細について、受験時に苦労した点を元に記載の要点を書きました。 なお、私は平成30年度受験で現行の試験制度前のため、平成3年度の受験要領を一読して気が付いた点を記載しました。気になる方は、日本技術士会の公式資料の確認や問い合わせをすると万全です。 1.業務経歴詳細1.1 概要 720文字で自分が担当した業務内容を記載します。 記載内容は、業務経歴でも業務内容を数件記載しますが、この中で代表事例を選びます。 記載は、技術者としてふさわしい仕事をしたかを

          受験申込書をどうやって書く?

          ロボットアームを動かした。

          市販のロボットアームを購入してマテハン(材料を運ぶ機械)を行うつくりました。購入したロボットアームは、Rollarm for Arduinoです。 1.購入したロボットアーム垂直多関節型と呼ばれる人間の腕を模したロボットです。 他には、水平多関節型ロボット(スカラ型)があり、その中でも直交座標型、極座標型に分類されます。 1.1 ロボットアーム構造 上図が実際のロボットアームです。3軸のロボットアームでアームを回転させて、所定の動作ができます。 1)ボリュームによるロボ

          ロボットアームを動かした。

          デジタルトランスフォーメーション

          デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)について調べました。ニュースでみるとなんでもDX感があります。ここでは機械設計分野で考えました。 1.DXってなんだっけ?1.1 定義を整理する DXは突然変異するのではなく、段階を踏んで進めていくという説明で、この説明が一番理解しやすいと考えます。また、DXは、経営層と情報システム部門との連携が必要になってくると考えます。 1.2 DXの事例 身近な例だと、itunesMusic,Primemusicなどの音楽配信サービ

          デジタルトランスフォーメーション

          Abaqusチュートリアル(衝突解析)

          1.解析内容1.1 解析概要 ボールがある速度で板にあたったときの衝突解析を行いました。 ・玉  寸法:直径75mmの球     ヤング率72000MPa、密度2850kg/m3、ソリッド要素 ・板  寸法:250x500x5mmの後  ヤング率210000MPa、密度7850kg/m3、シェル要素 ・接触速度10m/s(10000mm/s)、時間:0.01秒後 ・使用ソフト:ABAQUS STUDENT EDITION 1.2 解析結果 解析結果を見ていきました。メ

          Abaqusチュートリアル(衝突解析)